タイにおける詐欺・窃盗等の特徴的事例(手口解説)
タイに滞在する日本人の方々が安心して快適に過ごすための参考に日本人が被害を受けやすい犯罪の手口のいくつかを次に紹介するのでご注意下さい。
スリ、置き引き、引ったくり
- デパートやBTSスカイトレインの駅等のエスカレーターの上端又は下端で、前方の一人が物を落としたり、転んだふりをして行き先を塞いで混乱を招き、後方から数人の仲間が突き当たってポケットやウエストポーチ内の旅券、現金等をスリとる。
- ホテルの朝食等ブッフェ形式の食事で、席を確保するためバッグ等をテーブルや椅子において、食べ物を取りに行っている間に盗られる。
- 二人乗りのオートバイとすれ違いざまにショルダーバッグ等を引ったくられる。
- 人混みの中で、リュックやバッグを鋭利な刃物で切り裂き中の物を抜き取る。
ゲストハウス等での盗難
外出中や就寝中に部屋の鍵を壊して侵入し、物を盗る。
道を教えている間にスリ盗られる
- 一人で歩いている日本人に車に乗った女性(タクシーに乗った中近東系の女性)が道を教えて欲しいと声をかけ、車の中に招き入れ、地図を拡げて教えている間(時にはマッサージサービスあり)にスリ盗られる。
- ベンチ等に腰掛けて、地図を拡げて教えている間にスリ盗られる。
いかさま賭博
- 兄弟や姉妹が近いうちに日本へ行くので、日本の事情を教えてやって欲しい等と言って近づき、巧みに家に連れて行かれ飲食を共にしている間に、いかさま賭博で勝たせてやると手口を教えられ、最後には大金を払わされる。
宝石及び服のオーダーメードのキャッチセール
- カモと目を付けた日本人が行く先々で、「タイ政府主催の宝石フェアーに案内する」、「ディスカウントセールの最終日で大幅な値引きがある」、「銀座ジュエリーマキ、ミキモト等有名宝石店(名刺や写真を見せ)と取引がある」、等と言って店に連れて行き、安物を高く買わせる(くず石や安物の石でも本物を渡すので価値観の問題として詐欺罪の立証は難しい )。
- 「タイではカシミヤが安く買え、特に今週は1年に一回の安売り期間だから」と声をかけ、観光客から仕立ての注文を受け、仕立てあがったものを日本の自宅に届ける。手元に届いた服は店頭で見た高価なカシミヤ製ではなく、粗悪品の、しかも縫製も決して丁寧とは言えない代物である(この件も宝石と同じく、クオリティーに差はあれど、偽物を売っているわけではなく、本人もクレジットカードの支払いサインをしているので詐欺罪の立証は難しい)。
- →詐欺にあってしまったら・・・・
睡眠薬強盗
- 「日本に行ったことがある」とか「兄弟姉妹が日本に行っているので、最近の日本のことが知りたい」、「観光案内をしてやる」と言って近づき、缶入り清涼飲料、菓子等飲食物を勧められ、これを口にして暫くすると意識が朦朧となり、その間に金品を盗られる。
- 酒場やレストランで親しくなった女性から飲食物を勧められ、これを口にして意識を失ったところで金品を盗られる。
ホテルのセーフティーボックスからの盗難
- 中級以上のホテル等でもセーフティボックスに入れた貴重品の盗難が増えている。
ニセホテルマンによるパスポート盗難
- ホテルチェックイン後自室にホテルマンの服を着た者が来て、パスポートの記載漏れがあったなどとパスポートを受け取り、そのまま持ち去られるニセホテルマンによる被害が増えている。フロントに連絡し、自分でフロントに出向くこと。
偽ガイド
- 空港で出迎え者を探している日本人に、荷物等のタッグに書かれた名前を見て「○○さんですか。迎えを予定していた者が来れなくなったので私が代わりに来ました」と言って近づき、市内への車代、飲食代等で法外な金を要求する。
麻薬
- 「大麻」等タイでは安く、簡単に手に入るとの錯覚(一部週刊誌等のアングラ記事)により、路上で未知の人から声をかけられたり、ツアーガイド、タクシー運転手、ホテルのボーイ等から勧められ、つい気軽に手を出し逮捕される。
- (タイでは「麻薬」の情報通報者には報奨金が支給される制度があるため、売り手が密告する場合もある。)
- →参考:現在タイでは終身刑・50年・40年・25年の日本人受刑者がいる。
大使館領事部から
相手の言葉巧みな誘いもありますが、見知らぬタイ人や外国人から声をかけられて不用意にこれに応じると後で不愉快な思いをしたり、取り返しのつかないことになります。自分は現在外国にいるとの自覚をしっかりもって注意深く行動して頂くことが大切です。
相手の言動と自分の立場をよく考えて、相手にきっぱり「NO!」と言える勇気を持って下さい。

