小島 誠二 特命全権大使

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小島大使

在タイ王国日本大使館のホームページにようこそおいでくださいました。

10月1日、駐タイ日本国大使としてタイに着任致しました小島誠二です。我が国皇室とタイ王室の交流をはじめとして、長年にわたる交流の歴史があり、近年では多数の日本の旅行者、企業の方が訪問され、在住されるこのタイの地で、日タイ関係進展のため、皆様方と共に考え、共に働くことができることを大変楽しみにしております。

私は、80年代以降、アジア開発銀行の職員として、また外務省のASEAN担当課長として、さらには、対タイ経済協力の事務方責任者の一人として、タイを訪問する機会を得てきました。これらの機会に感じたことは、タイ政府もタイの方々も非常に思慮深いということでした。この10年ほどは、トランジット以外の訪問はありませんでしたが、その間タイは大きく変革を遂げたようです。この機会に、最近のタイの変革の一端をたどり、今後の日タイ関係について考えてみたいと思います。

過去4、5年のタイを振り返ってみますと、タイの政治状況は目まぐるしく変化を続け、特に2008年末の国際空港占拠や今年のバンコクでの騒乱などは、在留届ベースで約4万6千人を超える在タイ日本人社会に少なからぬ影響をもたらしました。

このような中で、私どもにとって最も重要な任務の一つが邦人の皆様の安全確保であることを改めて痛感しました。邦人の皆様の安全確保のため、今後ともより一層努力して参る所存であります。具体的には、在留登録時にメールアドレスを登録していただいた約2万3千世帯に対し、緊急時にメールで情報提供を行う体制を整えております。当館としましては、今後とも在留邦人及び邦人旅行者の皆様に対し迅速かつ正確な情報提供に努めて参りますので緊急時には大使館ホームページやメールをご確認ください。その他の領事サービスにつきましても丁寧かつ適切な対応を心がけていく所存です。なお、緊急時の連絡のためにも在留届が重要ですので、在留届の提出、変更等につき、皆様の引き続きのご協力をお願いします。

今後の日タイ関係においては、政治レベルの交流や民間投資といった長年培われてきた関係の維持、発展のみならず、新しい分野での協力や相互理解の促進が重要であると考えています。例えば、環境保全や公害問題に関する日本の経験や知見をタイに紹介する取り組みやこれらの問題解決に向けた協力、メコン地域開発といった分野での協力関係の進展に向けた努力もなされております。文化交流の面においても、茶道や華道といった伝統文化への関心のみならず、今では日本のファッションやアニメ、漫画等のポップカルチャーや日本食の普及、日本語学習者の増加などを通じ、日本人のライフスタイルへの関心も高まっています。これら協力関係を推進し、タイ側の関心に応えていくためには日本側の官民が緊密に協力していくことが不可欠であり、このような活発な日タイ間の交流はいずれ日タイ双方に互恵的な利益と活力をもたらすものと思います。当館としては、タイ政府との調整を行うとともに、経済面では2007年に開設した企業支援センターを通じて、また交流事業では広報文化部を通じて、可能な限り皆様の活動をサポートさせて頂きたいと考えております。



私どもの使命は日タイの友好関係の増進を通じ、我が国の国益とタイをはじめとする国際社会の利益を更に増進させることです。そのため全力で外交的努力を行っていく所存でありますので、在留邦人の皆様をはじめ、企業、各種日系団体の皆様より、改めてご支援、ご協力につき、何卒よろしくお願い申し上げます。



(注:文中の数字は、2010年のもの)

2010年10月
小島誠二

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