
2010年1月27日
1月18日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により支援した「シーサケット県住民有機農法自立促進計画」の落成式、引渡しが小町恭士大使、ビジャック・シンコーポン/ウトムポンピサイ郡長らの臨席の中で開催され、多くの来賓者から祝辞が述べられました。
シーサケット県はタイで最も貧しい県のひとつとされており、近年の不安定な農作物の価格、化学物質による天然資源環境の劣化、干ばつ等の問題が発生しています。これに加えてタイ経済の悪化から農閑期の失業問題も生じており、この地域から大都市の工業・サービス業への出稼ぎ労働者が多く生じることになり、家庭の安定性が失われ、社会的・家庭内の問題が生じています。
このような状況の中「足るを知る農村地域ワーキンググループ」を通し、地域の4村321家族に、安定して生活ができることを目的に、コミュニティの能力強化研修、有機農業システムによる農民の自立促進研修及び、有機農法に必要な堆肥の製造のための作業小屋、機材等の総額1,783,000バーツを支援しました。
この支援により、住民への教育支援を行うことで知識の共有や、健康増進などの活動を共同で行うネットワークが構築できるとともに、住民自らのキャパシティービルディングとなり、住民の能力強化に繋がる継続的な活動が期待されます。
日本政府は、引き続き、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、草の根レベルでの社会開発活動への支援を積極的に行なっていく方針です。