
2010年3月4日
日本政府は、「ワールドビジョン財団タイランド」に対し、草の根・人間の安全保障無償資金協力で「カンチャナブリ県におけるカレン族の児童のための生徒寮建設計画」を支援し、2010年2月19日に大使、カンチャナブリ県知事等が参加する中で落成式が行われました。
カンチャナブリ県サンクラブリ郡ライウォー区は、隣接するファイカーケーン野生生物保護区とともに1991年にユネスコの世界自然遺産に登録されたトゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区を有しています。この地区には地理的な条件から近年まで教育へのアクセスを阻まれていた児童がいました。
ワールドビジョン財団タイランドがライウォー区で調査を行ったところ、非識字児童が多数いることが判明しました。そのため、「バーンコンモンタ学校」は2006年より非識字児童が多いエリアで4つの分校を開校し、小学1年から3年まで教育を開始しました。しかし、小学4年生以上の教育を続けるにはバーンコンモンタ学校で授業を受けなければならず、そのため同校の寮を増設する必要が生じました。
今回、日本政府は、ワールドビジョン財団タイランドの要請に応じて、40人定員の男子・女子生徒寮各1棟、食堂兼洗濯場となる多目的棟建設費用及びベッドやタンスの購入費用を支援しました。支援総額は3,224,200バーツです。
この支援により教育の機会を逸してきた児童に教育の機会を提供することが可能となります。
本件は草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)を通して、住民が直接裨益する支援を行っています。
日本政府は今後とも、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、基礎教育を受けられない児童に対する教育の機会促進に資する案件に支援を行っていく方針です。