デング熱に注意しましょう!

1. タイ保健省の発表

3月16日、タイ保健省は本年1月1日から3月8日までのデング熱患者数が前年同時期比より約77%多い5,837人となり、うち7名が死亡したと発表しました。

発生率が高い県は中部アントン、南部クラビ、プーケット、西部ラーチャブリーのほか、サムットプラカーン、サムットサコン、ナコンパトム、アユタヤ、ラヨンといったバンコク近郊となっています。

バンコク都内では、患者数1,037人(昨年同期861人)と約20%の増加です。

保健省は、全国的に蚊の駆除を呼び掛けています。

2. デング熱とは

デングウイルスによる急性熱性疾患で、蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)によって媒介されます。ヒトからヒトへの感染はありません。感染しても多くの場合は、症状の出ない不顕性感染で済むとされています。また、一度感染すると免疫が出来ますが、デングウイルスには4つの型があり、異なった型のデングウイルスに感染した場合は再発症します。

デング熱媒介蚊の活動は、夜明け少し前から夕日が落ちるまでの間(特に日中)です。ただ、最近は夜半に活動するものもいると言われています。

3. デング熱の症状

発熱・筋肉痛関節痛・発疹の三つが主な症状ですが、頭痛、眼窩痛、悪心・嘔吐などの消化器症状、咽喉の痛み・咳などの風邪症状もみられます。

蚊に刺されてから上記の様な症状が現われるまでの期間(潜伏期)は普通数日です。症状が現われてから3~6日後に、熱は一旦下がります(但し、平熱にはなりません)が、発疹が現われるとともに再度発熱(38~40℃)がみられます。この熱は数日で解熱し治癒に向います。通常、症状が現われてから自然軽快するまでの期間は7~10日間前後です。

デング出血熱は病気の経過中に、広範囲の皮下出血・鼻血・歯肉からの出血、血便などの出血傾向がみられるもので、この場合は入院のうえ緊急の治療が必要です。

4. 予防法

「蚊に刺されない」ことが唯一の予防法です。日中の蚊に刺されないように、暑くても軽装にしない、また、昼寝の時も防蚊対策を行うなど注意が必要です。

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