メールマガジン「在タイ日本国大使館だより」
◆◆ 第41号 ◆◆
第41号の内容
1.旅券のお話
8月は、日本の夏休みでもあったことから、タイに観光旅行で来られる日本人も多くみられ、この1ヶ月間で旅券を紛失して大使館に帰国のための渡航書や旅券の新規発給を申し出た方も43人と後を絶ちませんでした。
旅券を紛失しますと、日本に帰国するためには「帰国のための渡航書」か「旅券」の発給を受けなければなりません。そのため、滞在日程や帰国日程を変更しなければならない場合もあります。
旅行者のみならず、タイに在住している方も、旅券の取扱については十分ご注意頂き、旅券の保管は第3者に任せるのではなく、本人が常に旅券の所在を確認するように心がけて下さい。
2. 最近日本人が被害に遭う傾向について(バンコク・続編)
先月号では、最近バンコクで多く発生している「いかさま賭博」についてご紹介しました。今回は、その続編として、最近発生した事案についてご紹介します。
(1)スワンナプーム空港にいる偽リムジン
観光旅行者がスワンナプーム空港に到着したとき、自分が旅行を手配した某旅行代理店の名前が書かれたカードを持った偽代理店ガイドが、入国審査場出口付近に立っていたそうです。自分で申し込んだ旅行代金に空港送迎が含まれていたので、案内されるままに車に乗ってしまったそうです。その偽代理店ガイドは、付近に停めてあった車まで案内すると、片道900バーツ支払う必要があると説明、旅行者が送迎も旅行代金に含まれていると異議を申し立てても聞き入れられず、仕方なくそのまま車に乗ってホテルまで行きました。領収証は発行されたけれども、そもそも支払う必要の無かった費用であるし、当然、本物の代理店手配の車は空港で待ちぼうけだったことは言うまでもありません。
この事案は、旅行代理店でも同様の事件が発生しないように対策を検討していますが、旅行者側も、行き先も知らないようなガイドは不審ですから、身分証明書の提示を求めるなどの対策が必要となるでしょう。
(2)自称シンガポール人による寸借詐欺
バンコクのスクンビットやカオサン付近で、自称シンガポール人女性(実は32歳のタイ人男性)で、自称医師(看護士ということもあり)が論文作成のため(または研修のために)訪タイしたが、旅券や所持金を紛失したと声をかけてきました。彼女?の説明によると、シンガポールの親から、被害者(日本人)のクレジットカードにインターネット・バンキングにてお金を振り込むので、カード番号を教えて欲しいと頼んできます。その後、彼女はどこかに電話をしたあと、被害者とともにATM機に赴き、彼女がATMを素早く操作して現金数万バーツが入金されたと告げ、現金を手にしました。結局、彼女は被害者のカードでキャッシングをしただけのことでした。同種被害3件。
日本人旅行者も同様ですが、国外でお金の盗難等により外国から送金する方法として「ウェスタン・ユニオン送金」があります。これは、国外の送金元が現金を支払うことで即座に受け取ることが可能となるシステムです。
従って、このような事案の場合でも、自分のクレジットカード番号を教えたり、暗証番号を教えたりすることは絶対にしないようにしましょう。
(3)ひったくり強盗
7月中に、バンコク(スクンビット及びシーロム付近)でひったくりによる被害が5件発生しました。何れも、オートバイを使用した事件です。
中には、徒歩で近づいてきた男にいきなり殴りかかられた上、鞄をひったくり、付近に停めてあったバイクで逃走するという荒手の手口も発生しています。夜間、昼間を問わず、人通りの比較的多い通りでも発生しています。また、女性に限らず男性も被害に遭っています。
外出する際には、常に周囲に注意を払い、隙を与えないように荷物の持ち方も道路側に持たない等の対策を講じてください。なお、不幸にして荷物をひったくられそうになった際には、荷物をつかんだまま離さないと、大怪我をすることもありますので、その場合には無理な抵抗をすることは危険ですから辞めましょう。
(4)置き引き盗難
8月中、特に目立った置き引き被害は、空港で発生しています。
外貨両替の際にカウンターで手続き中、目を離したちょっとした隙にカートに乗せた手提げ鞄ごと持ち去られ、旅券を盗難に遭う事案が発生しています。また、ホテルのロビーで発生している被害では、旅行者が市内観光やタイを出発するための送迎車をホテルのロビーで待っている間に、荷物をソファーなどに置いたままトイレや喫煙のため目を離したちょっとした隙に、荷物ごと持ち去られるという事案が多く発生しています。同様の被害では、タイではショッピングセンター内にフードコートがありますが、一般的に日本からの旅行者は、荷物を置いて座席を確保してから、料理を買いに行くことが多々あり、その間に荷物ごと持ち去られるという事案が発生しています。
タイに限らず、外国では荷物から目を離したら持ち去られてしまう方が常識だと思って、所持品から目を離さないということを心がけて下さい。
(5)睡眠薬強盗
8月に4件発生しているのが、睡眠薬を混入された飲料や料理を摂取して、眠ってしまっている間に、荷物や金品を盗まれる被害です。主に、一人で旅行している男性が、モルジブやインド人等と自称して親しく話しかけてきて、一緒に食事をしたり、お酒を飲んで暫し時間を過ごします。被害者はだんだん意識が遠のいていき、気づいたときには路上で眠っており、財布や旅券などの所持品が全て持ち去られてしまっていたということです。カオサン地区にて多く発生しています。
見知らぬ人から声をかけられた場合は注意が必要です。悪意のない人ももちろんいますが、被害に遭ってからでは悔やんでも悔やみきれません。日本人はこの点、むげに断れない、相手を疑うことが出来ないという習性からか、被害に遭ってしまう傾向があります。不審に思ったときは、迷わず相手にしないことです。
3.日タイ修好120周年記念事業 図画・ポスターコンクール作品展について
この度、在タイ日本国大使館及び泰日協会学校は、日タイ修好120周年事業として、タイ在住の日本の児童及びタイの児童(ともに小・中学生)を対象に図画・ポスターコンクールを開催しました。図画・ポスターのテーマは、同事業のキャッチフレーズである「微笑みが心をつなぐ愛のかけ橋 日タイ修好120周年」を基本コンセプトとして、日タイ間の友好関係をアピールするものとし、泰日協会学校、同校のタイの交流校をはじめとする当地の学校や大使館のウェブサイトにおいて募集を行いました。その結果、日タイの交流やお互いの国に対する想いのこめられた沢山の力作の応募がありました。
同コンクール選考委員会において、応募作品の中から53点が入選作品として選出され、その中から、特賞として、日本大使賞、泰日協会学校理事長賞、タイ外務大臣賞を小学校低学年、小学校高学年、中学校の部門毎に各1点、合計9点が選出されました。また、優秀賞として各部門4点合計12点が選出されています。これらの入選者を対象に、9月9日(日)、大使館多目的ホールにおいて表彰式が開催されます。
これらの入選作品は、今後大使館ホームページに掲載されるとともに、9~12月までの期間に、大使館、日本人会、セントラル・ワールド・プラザ、国際交流基金などで巡回展示される予定です。展示スケジュールの詳細については大使館ホームページ (現在http://www.th.emb-japan/jp/jis/2007/0726.htmに掲載中です)において順次更新していきますので、そちらをご覧下さい。
4. 領事出張サービスのお知らせ(プーケット)
今月、9月26日(水)~28日(金)にプーケット地区に於いて、領事出張サービスを実施いたします。 在外選挙登録、旅券・証明関係、戸籍・国籍関係の受付業務を行いますので、是非ご利用ください。業務の詳細については、大使館領事部までお問い合わせ下さい。また、HPでもご確認いただけます。
| 日時: | 9月26日(水)~28日(金) |
| 場所: | 26日 14:00~16:30 パトン・メルリン・ホテル |
| 27日 09:00~12:00 パトン・メルリン・ホテル | |
| 27日 14:00~16:30 プーケットタウン日本人会事務局 | |
| 28日 09:00~12:00 プーケットタウン日本人会事務局 |
5. 渡航情報(スポット情報、危険情報)
【スポット情報】
- 偽造の疑いのある「旧1万円紙幣」の流通について(注意喚起)(2007/08/10付)
【危険情報(2007/05/30付)】
- ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
:「渡航の延期をお勧めします。」(継続) - ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
:「渡航の是非を検討してください。」(継続) - 首都バンコク都
:「十分注意してください。」(継続)
より詳しい内容については、外務省海外安全ホームページ
よりご確認下さい。
ご意見・お問い合わせ
■ホームページ
「ご意見箱」
■代表
0-2207-8500 または0-2696-3000
■領事部
【旅券・証明班】
0-2207-8501、0-2696-3001
【邦人援護班】
0-2207-8502、0-2696-3002
【査証班】
0-2207-8503、0-2696-3003
※【大使館緊急電話】
081-846-8265、081-809-6074
■在チェンマイ日本国総領事館
代表 053-203367
メールマガジン「在タイ日本国大使館だより」受信を希望される方は読者登録をお願いします。

