プレスリリース

2019/2/28

日本政府、「カンチャナブリー県バーンウンラック児童保護施設における通学のためのバス整備計画」への支援を決定

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「カンチャナブリー県バーンウンラック児童保護施設における通学のためのバス整備計画」にかかる総額1,242,000バーツの支援を決定しました。

 

平成31年2月28日、在タイ日本国大使館において、佐渡島志郎大使とバーンウンラック財団創立者のドルシー・ドナタ理事との間で署名式が執り行われました。

 

バーンウンラック児童保護施設が所在するカンチャナブリー県サンクラブリ郡は、タイ西部のミャンマーとの国境に接しており、タイ人、ビルマ族、モン族、カレン族等、約3万人が生活している地域です。住民の多くは移民で、正規就労が難しい低賃金労働者であり、子どもの養育を十分に行えず、中には育児を放棄する家庭もあります。そのような中、バーンウンラック財団は、社会的弱者の子どもとシングルマザーを27年にわたり継続的に支援しており、これまでに500人以上の子どもたちがバーンウンラック児童保護施設で育って自立し、現在は120人が生活をしています。同施設では、子どもたちの義務教育のみならず、個人の学力や希望次第で専門学校や大学に進学して教育を受けるための支援も行っています。

 

同施設は市街地から離れており、当該地域は山道も多く雨季には雨が多く降ることから子どもたちの通学や集団での外出時は送迎バス、それも山道や未舗装道路に適した車輌が必需品です。しかし、現在財団が所有しているバスは、走行距離40万kmを越えて故障を繰り返しており、走行中に突然動かなくなる等、子どもたちに安全な交通手段を提供できていません。早急に安全性が高い新しいバスを整備する必要がありますが、財団の収入は寄付金が主体のため新しいバスを購入する予算を捻出する事ができず、今回草の根・人間の安全保障無償資金協力の申請に至りました。

 

これらの状況を受け、日本政府の支援により、新たにバス1台を整備し、子ども達が安全に教育受けられる環境を整備することで、将来子ども達が自立するための支援活動がさらに活発化し、地域の発展に資すると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を決定しました。

 

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517