草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクト

チョンブリー県パッタヤー特別市におけるスラム街の子供たちのための通学用のバス整備計画引渡式典開催

平成27年2月27日
在タイ日本国大使館

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「スラム街の子供たちのための通学用のバス整備計画」にかかる総額1,004,000バーツを支援しました。
平成27年2月27日、チョンブリー県パッタヤー特別市に所在する「Fountain Of Life Center」において、通学バスの引渡し式が開催され、同センター運営団体である「グッドシェパード財団」のジェムジット・タムピチャイ理事長や職員、同センターで教育を受けている子供たち120人、そして在タイ日本国大使館から齋藤貢次席公使が出席しました。

本プロジェクトの対象地域であるチョンブリー県パッタヤー特別市は、国内外から多数の観光客が訪れる観光地で、当地では接客・飲食業・建設業やゴミ回収業など観光産業を支える労働力として、タイ国内の貧困地域や近隣諸国からの出稼ぎ労働者が集まっています。彼ら出稼ぎ労働者は、悪条件下での就労、劣悪な住環境での生活を余儀なくされています。また、その子供たちも正式な身分証明や市民権を保有しないために、公的支援の対象外となっており義務教育を受けることができず、長時間労働を強いられている親からも充分な保護や教育を受けることが出来ていません。

この状況を受けて、被供与団体である「グッドシェパード財団」では、スラムの子供たちに教育を提供すべく「命の噴水子供センター」を設置し、月曜日から金曜日まで授業を提供しており、広域に点在する各スラムから3~15歳の子供たちが通っています。しかしながら、2001年に草の根・人間の安全保障無償資金協力で供与された送迎バスは、約13年に亘り使用されてきた車両であり、老朽化が進むとともに、運行中の故障も発生していました。

日本政府は、子供たちが享受すべき基礎教育の重要性、そして、安全かつ安心できる環境の整備が急務とされていることから支援を決定しました。この通学用バスの供与により、子供たちが毎日、安全に通うことができるようになります。今後は、同財団が十分にメンテナンスを行い、子供たちに「基礎教育アクセス」を提供するという、重要な役割を担うこととなります。

日本国政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、人間の安全保障に資するプロジェクトを支援してまいります。

【お問い合わせ先】

在タイ日本国大使館
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