草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクト

日本政府、カンチャナブリ県サンクラブリ郡における医療機器整備計画への支援を決定

平成28年9月23日
在タイ日本国大使館

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「カンチャナブリ県サンクラブリ郡における医療機器整備計画」にかかる総額 2,287,500バーツの支援を決定しました。

平成28年9月23日、在タイ日本国大使館において署名式が実施され、佐渡島志郎大使とサーンジャイディークリニック(SJD)ディレクター、サクダ・ネテク医師および関係者が出席いたしました。

本計画の支援対象となるSJDは、ミャンマーとの国境に面するカンチャナブリ県サンクラブリ郡において2015年に設立された診療所です。無国籍や社会保障対象外などの問題を抱え、医療を受けることが困難な移民・少数民族をはじめ、すべての患者を受け入れ、医療の提供をしてきました。

遠隔地域にある当地では、手術が必要な場合、郡中心地の手術対応可能な医療機関への転院を患者へ勧めています。しかしながら、彼らが郡中心地の医療機関にアクセスするには、軍や入国管理局の許可取得、言語の壁、経済状況、親族等の同伴が困難であることからくる不安など、様々な問題を乗り越えなければならない状況があります。そのため、患者が医療機関での受診を諦め、病状が重症化するケースもあり、当地で手術を受けることが出来ない現在の医療環境は、彼らの生命に係わる大きな問題となっています。

本計画は、SJDにおいて手術用医療機器を導入することにより、当地の医療環境が改善されるもので、地域住民や医療アクセスが困難な移民・少数民族など、すべての患者に適切な医療の提供が可能となり、彼らの生命を守ることに寄与することが期待されます。

今回、日本政府は、本計画が、医療を受けることが困難な社会的に立場の弱い患者などにとって数少ない受け皿となり、「人間の安全保障」の観点から緊急性や必要性が高いものであることから、草の根・人間の安全保障無償資金協力で支援する意義は大きいと判断し、支援を決定しました。

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

【お問い合わせ先】

在タイ日本国大使館
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