大使館からのお知らせ

令和2年1月8日

海外安全対策情報(令和元年度第3四半期(10-12月))

令和元年度第3四半期のタイの治安、一般犯罪傾向等に関する情勢傾向を報告します。安全対策等を考える際の参考にしてください。また、当館ホームページ海外安全情報  も随時掲載・更新していますので、併せてご確認ください。

 

1. 社会・治安情勢等「タイ深南部テロ情勢」

今期、タイ深南部(ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県、ソンクラー県)では、イスラム武装勢力が関係すると思われる銃器、爆発物を使用したテロが、月平均約5件発生しており、令和元年度第2四半期から月平均3件減少しています。

ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県、ソンクラー県の一部(ジャナ、テーパー、サバヨーイ各郡)については、外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」  が出されていることから、これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

 

2. 犯罪傾向等

(1) 犯罪傾向

令和元年度第3四半期中の邦人犯罪被害として、55件の届出がありました。前四半期と比較して3件減少しました。

 

(2) 邦人事件簿

10月にはバンコク及びサムイ島において乾燥大麻の不法所持により逮捕された事案、11月には不法就労や不法入国により逮捕された事案、12月には器物損壊や暴行等により逮捕された事案が発生しています。

 

(3) その他注意事項

10月には邦人がアソーク駅付近で時計売りにしつこく絡まれ、拒否していたところ、知らぬ間に後ろ掛けにしていたバックから旅券等を窃取される事案、11月には邦人が自称中東系の人物に片言の日本語と英語で「ATMのキャッシングができないため、後ほど返金するので代わりに一時的に現金を引き出して貰いたい」旨言われ、連絡先を交換した上、親切心から現金を下ろして渡すも、その後音信不通になり逃げ去られる事案、12月には邦人がバンコクにおいて、深夜に徒歩通行中、バイクに乗った2人組の男に刃物で数箇所刺された上、現金等を強奪される強盗致傷事案が発生しています。

また旅券の紛失・盗難等は、今四半期合計で98件ありました。旅券を持ち出される際には貴重品同様保管管理に努め、また第三者に取り出されやすい箇所に無造作に入れることなく、紛失や盗難防止に努めて下さい。

 

3. テロ・爆弾事件発生状況

令和元年度第3四半期中、邦人被害にかかる事件はありませんでした。

 

4. 誘拐・脅迫事件発生状況

令和元年度第3四半期中、邦人被害にかかる事件はありませんでした。

 

5. 日本企業の安全に関する諸問題

令和元年度第3四半期中、日本企業の安全に関する諸問題はありませんでした。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX :(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
          (ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等)、または帰国・転出等があれば必ずお知らせ願います。

◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録(「たびレジ 外部サイトへのリンク」)を、ぜひ活用してください。登録者は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。

   

◎緊急事態が発生した際、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS) を利用し、 在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり、返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは、原則タイの国番号(+66)を使用し、メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。