大使館からのお知らせ

令和2年4月8日

新型コロナウイルスに関するお知らせ(ビザの期限延長について)

  • ビザの期限延長については、皆様からのご要望を受け、当館からもタイ当局に対し累次に渡り働きかけを行ってきました。その結果、4月8日、王国内の一部外国人の滞在に関する特例についての内務省告示が官報に掲載されました。
  • 2020年3月26日以降に滞在許可の期限が到来する全ての外国人について、査証の種類を問わず(査証免除により入国した者を含む)、3月26日から4月30日まで滞在期間を自動的に延長するとされています。また、入国管理局への90日毎の居住報告(90日レポート)も同期間(4月30日まで)、一時的に免除する(報告を行う期間を延長する)とされています。
  • 今後のタイ政府からの発表等につきまして、引き続き最新の情報収集に努めてください。
  • 内務省告示及び同告示に関するタイ入国管理局の発表の概要(抜粋)の日本語訳は以下のとおりです。
 

内務省告示

王国内の一部外国人の滞在に関する特例について

 

仏暦2522年(西暦1979年)入国法第5条及び国家平和秩序維持評議会布告第87/2557による当局職員の権限追加に係る修正、並びに入国法第17条に基づいて、首相及び内務大臣は、仏暦2563年(西暦2020年)3月31日の閣議における了承を得て、次の告示を行った。

 

第1項 仏暦2522年(西暦1979年)入国法第48条に則して王国に滞在する許可を得た外国人で、入国法第50条に則して1年以内の再入国を行うための手続を経て出国した者に関し、状況が落ち着いて外国人を入国させるようになった後に速やかに、入国管理局が定めるタイミングで帰国せしめることとし、再入国の期間を一年以上に延長する。(※注1)

 

第2項 一時的に王国に滞在する許可の査証(到着査証を含む)が与えられた外国人、及び、査証免除(P.30 / PP.14 / PP.30 / PP.90)の権利に則して一時的に王国に滞在する外国人で、仏暦2563年(西暦2020年)3月26日以降に王国での滞在許可の期間が終了する者に対し、
(1)入国法第35条(2514年石油法及び同改正、2520年投資促進法及び同改正、2522年工業団地法及び同改正、を含む)もしくは関連の内務省告示に関し、仏暦2563年(西暦2020年)3月26日から4月30日までの当面の期間、王国で滞在する許可の期間を延長する。(※注2)
(2)仏暦2563年(西暦2020年)3月26日から4月30日の間に居住報告の期間が満了する外国人に関し、入国法第37条(5)もしくは関連の内務省告示に従って行う居住報告の期間を延長する。(※注3)
(3)状況が落ち着く、もしくは通常の状況に戻る場合、入国管理局が定めるタイミングで、入国法第35条、第37条(5)(2514年石油法及び同改正、2520年投資促進法及び同改正、2522年工業団地法及び同改正、を含む)、もしくは関連の内務省告示に従った措置を外国人に実施する。
第3項 入国法第13条(2)に則して、国境通過証を所持し、王国内に滞在することを許可された外国人に関し、
(1)仏暦2563年(西暦2020年)3月23日以降、タイと陸続きの国との国境検問所を閉鎖した期間に則し、当面の期間、王国で滞在する許可の期間を延長する。
(2)国境検問所が通常の通行を再開した日から起算して7日以内に出国せしめる。右措置の終了後は、法規を厳格に適用する。

 

以上、官報掲載の日から適用する。

 

(※注1)入国法第48条及び第50条では、タイにおいて居住証明書(注:タイにおいて永住許可を取得した外国人が申請により取得できるとされている。)を保有する者は、権限のある職員により、出国及び再入国の承認を受ければ、その後1年間、出国及び再入国ができることが定められています。

(※注2)入国法第35条では、タイにおける滞在許可の期間は以下のとおりとされています。
(1)スポーツ、通過(トランジット)、輸送機関の管理者又は乗組員:30日を超えない期間
(2)観光:90日を超えない期間
(3)商用、教育又は催事、報道、布教、研究、専門職およびその他:1年を超えない期間
(4)関係省庁等が認可する投資:2年を超えない期間
(5)大使館等業務及び公務:必要とされる期間
(6)投資奨励法に基づく投資又は投資に関係する活動:投資奨励委員会が相当とする期間

(※注3)入国法第37条(5)に基づき、外国人は、タイ国内に90日を超えて滞在する場合、入国管理局に対して、90日毎に居住報告を行うことが義務付けられています。

 

告示の全文は、以下(タイ語)をご参照ください。

http://www.ratchakitcha.soc.go.th/DATA/PDF/2563/E/081/T_0009.PDF

 

タイ入国管理局の発表

  • 2020年3月26日以降、ビザの有効期限が切れた方は、2020年4月30日まで自動的に延長されます。この期間は、入国管理局でビザ延長を申請する必要はなく、この場合、1日当たり500バーツの罰金(注:オーバーステイに課される罰金)は課されません。
  • 2020年3月26日から2020年4月30日までに90日レポートを行うことになっている外国人は、この期間、追って通知があるまで、同報告を行うことを一時的に免除されます。
  • 外国人は、入国管理局の措置に関する発表を注意深くフォローして最新情報を入手することをおすすめします。
 

入国管理局の発表の全文は、以下(英語及びタイ語)をご参照ください。

https://immigration.go.th/content/visa_auto_extension?click=1

 

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX :(66-2)207-8511

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)専用直通電話:(66-2)207-8533,207-8534,207-8535

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
          (ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

 

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等)、または帰国・転出等があれば必ずお知らせ願います。

◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録(「たびレジ 外部サイトへのリンク」)を、ぜひ活用してください。登録者は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。

   

◎緊急事態が発生した際、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS) を利用し、 在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり、返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは、原則タイの国番号(+66)を使用し、メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。