大使館からのお知らせ

令和3年8月31日

インターネットを介した詐欺事件に関する注意喚起

  • 最近、タイ国内において、インターネット掲示板を通じた詐欺事件が発生しております。
  • 手口としては、以下の通りです。
  1. タイ在住の日本人向けに展開されている、物品の売買等を取り扱う、いわゆる「インターネット掲示板」において、売主(被疑者側)と買主(被害者側)間で、商品の売買が一旦成立し、買主から先に金銭を払い込むも、実際には商品が届かない。
  2. 買主が売主に商品発送の催促をすると、「代理人・弁護士○○が金銭を返金します。」等記載された誓約書が買主の元にPDF書式等で送られ、返金を約束する旨返信がある。
  3. しかし、その後売主側と一切連絡が取れなくなり現金をだまし取られる。
といったものです。
また、上記ケースの他に、ビザ取得等の代行名目で金銭を振り込ませる等させ、以後は上記と同様の手口で金銭をだまし取る詐欺も発生しているとのことです。
 
○インターネット・オークションを使った詐欺の被害が多く発生していますので、次のような点に気を付け被害に遭わないよう注意してください。
  • 入札する際には、出品者に商品の詳細や送付方法、支払方法などを納得がいくまで質問してください。誠意のない回答をするような出品者とは取引を控えた方が賢明です。
  • 取引相手の住所、氏名、連絡先(自宅の電話番号)等は必ず確認してください。
  • オークション事業者が出品者の評価を提示している場合には、悪い評価の相手との取引を避けるなど、参考としてください。
  • オークション事業者が口座等のブラックリストを提示している場合があるので、参考としてください。
【出典:インターネット安全・安心相談(警察庁ホームページ) 外部サイトへのリンク

○その他にも、最近ではLINEやtwitter、Facebookなどを通じたロマンス詐欺など、多種多様な手口もあるので注意が必要です。詐欺師のプロフィール写真やIDカード等は、ニュースサイトやSNS上にある実在の人物が使われているケースが多く、詐欺メールはマニュアル化されて使い回されているので、画像や文章を検索することで同様の詐欺被害報告を見つけて詐欺と分かることもあります。

○弁護士や警察官という身分に無条件に安心したりせず、不審な点が少しでもあれば、「現地の日本国大使館・総領事館に連絡する」旨主張するなど、毅然とした態度で、冷静に対処することが大切です。皆様におかれましても、上記につき十分御注意頂き、同様の被害に遭われた際には、管轄警察署への相談や被害届の提出等を御検討頂き、あわせて当館にも御一報頂きますよう、お願いします。
 
海外安全 虎の巻~海外旅行のトラブル回避マニュアル~ PDF
 
「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」 外部サイトへのリンク

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX :(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
          (ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等)、または帰国・転出等があれば必ずお知らせ願います。

◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録(「たびレジ 外部サイトへのリンク」)を、ぜひ活用してください。登録者は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。

   

◎緊急事態が発生した際、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS) を利用し、 在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり、返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは、原則タイの国番号(+66)を使用し、メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。