プレスリリース
日本政府、「マハーサラカーム県バーンムアンキーレックヤーナーン学校における校舎整備計画」を支援


日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「マハーサラカーム県バーンムアンキーレックヤーナーン学校における校舎整備計画」にかかる総額2,757,900バーツを支援しました。
令和2年9月30日、バーンムアンキーレックヤーナーン学校において本件の引き渡し式典が執り行われ、ジャルーン・スパナローチ ボーラブー郡教育管理者協会長、同校のパーヌポン・ピムポー校長代理、そして当館から大場雄一公使他、関係者らが出席しました。
バーンムアンキーレックヤーナーン学校はタイ東北部のマハーサラカーム県ボーラブー郡に所在し、幼稚園2学年と小学校6学年の計8学年の教育を行っており、現在生徒125名と教員及び学校職員計11名が在籍しています。
タイ教育省では、生徒数121~300名規模の学校については、普通教室8教室以上、保健室や図書室といった特別教室を4教室以上設けることを定めていますが、当該学校には8学年に対して普通教室が5教室しかなく、不足分は保健室、図書室、コンピューター室を普通教室として代用せざるを得ない状況でした。また、使用している机や椅子には、破損している物や児童の体格に合わない物も多く、適切な教育環境を提供できていませんでした。更に、給食調理と生徒達の食堂、学校行事に使用している築40年の多目的広場は、長期間の利用と当該地域の高濃度塩分土壌の影響で広場を覆う屋根の柱が腐食し、倒壊の恐れがありました。
このような状況を受け、同校の生徒たちが適切で安全な環境下で教育を受けられるよう、日本政府は教室備品を備えた教室3室からなる校舎1棟と多目的広場1棟の建設計画を支援しました。今回の支援により学校環境が改善され、教育の質の向上が期待されます。
日本政府は今後も、人間の安全保障向上のための取り組みを支援していきます。
お問い合わせ先
在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当
- Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
- Fax:02-207-8517