プレスリリース

2020/11/16

日本政府、「ラーチャブリー県障害者保護・発達ホームにおける障害児のための車いすリフト付きバス整備計画」への支援を決定

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日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「ラーチャブリー県障害者保護・発達ホームにおける障害児のための車いすリフト付きバス整備計画」にかかる総額3,015,000バーツの支援を決定しました。

令和2年11月16日、在タイ日本国大使館において、梨田和也大使とラーチャブリー県障害者保護・発達ホームのワーリー・パンジャパリングン所長との間で署名式が執り行われました。
 
タイでは障害者の社会進出や社会的自立が進んできていますが、身体障害者と比べると発達・知的障害者の社会進出は遅れています。貧困家庭の障害者は基本的な生活を送ることも難しく、他の家族の生活を優先するため、発達・知的障害児の育児放棄といった事例も報告されています。このような状況の中、タイ政府は、発達・知的障害児の救済のための障害者保護・発達ホームを国内11ヶ所に開設しています。

その中の1つであるラーチャブリー県障害者保護・発達ホームには、現在191人の子ども達が生活しています。施設は市街地から約30km離れており、病院受診や学校送迎、地域行事への参加、社会見学の際には、施設所有のバンを使用するかバスを借り上げて移動をしています。しかし、車いすリフトを搭載した車両を所有してないため、歩行に支障がある子ども達の外出は病院受診など最低限に限られ、その際には子どもを抱き上げてステップがあるバンに乗り降りさせるため、子どもも介助者も怪我をする危険にさらされています。安全に移動できる手段を確保し、医療や教育へのアクセスを含めた社会参加できる環境を整えるためには、車いす用リフト付きのバスが必要です。

これを受け、日本政府は、ラーチャブリー県障害者保護・発達ホームの要請を受けて、車いすリフト付きバス1台を整備することで、歩行に支障がある子ども達も安全に外出する手段を確保し、個人が持つ能力を活かした成長が可能になると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を決定しました。今回の支援により、障害を持つ子ども達の社会参加の促進が期待されます。
 
日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。
 

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517