プレスリリース

2021/3/22

日本政府、「ウボンラチャターニー県における社会的弱者向け福祉・医療車両整備計画」への支援を決定

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日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「ウボンラチャターニー県における社会的弱者向け福祉・医療車両整備計画」を支援するため、総額2,044,000バーツの供与を決定しました。

令和3年3月22日、在タイ日本国大使館において、梨田和也大使と「健康とシェアの財団」のジンナピパット・シューパンヤー財団長との間で署名式が執り行われました。

ウボンラチャターニー県はタイの東北部に位置し、県の東部の9郡はラオスとカンボジアに接しており、各郡は同県の中心都市から約100キロメートル離れており、公共交通機関を利用すると往復で最低4時間かかります。この地域で生活している住民の抱える問題の一つは、医療機関へのアクセスです。国境付近にある医療機関は、規模が小さく、医療設備が十分でないことから、高度な医療を受けることができません。これらの医療機関で対応できない場合は、都市部の病院を紹介されますが、公共交通機関では長時間かかり、車両を借り上げると往復1,500~3,000バーツと高額です。この地域の一世帯の月収は約4,500~5,000バーツ程度であり、経済的な理由で治療を断念する人が少なくありません。

同財団は、タイ東北部の医療機関や救急医療送迎機関と連携を取りながら、国境付近における社会的弱者の医療搬送サービスと社会復帰支援の活動をしています。しかし、現在、同財団の医療送迎サービスの車両は老朽化しており、送迎が受け入れられない利用者が出てきています。さらに、対象地域は最北の郡から最南の郡までの距離が約250キロメートルに及ぶため、1台では定期的な医療送迎サービスの提供が困難になっています。同財団は、北地方と南地方にそれぞれ1台ずつ配備し、北ウボンラチャターニーと南ウボンラチャターニーと活動範囲を分けて活動することを計画していましたが、寄付金だけでは新車購入のための十分な費用確保ができない状況です。

日本政府は同財団からの要請を受け、「健康とシェアの財団」に福祉・医療車両2台を整備することにより、同県の社会的脆弱者が大きな移動費負担を負わずに、市内で医療サービスを受けることが可能となり、同地域における生活の質の向上にも繋がると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を決定しました。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517