プレスリリース
令和4年3月21日
新型コロナワクチンのコールド・チェーン整備のための緊急無償資金協力(引渡し式)

3月21日、タイ保健省において、アヌティン副首相兼保健大臣、梨田和也駐タイ日本国特命全権大使及びキム・ユニセフタイ事務所代表が出席し、我が国緊急無償資金協力による新型コロナワクチンの輸送・保管機器(約75万ドル相当)の引渡式典が行われました。
この支援により、コールドボックス1720ユニット、ワクチンキャリア1000個、1000の温度モニター測定器、冷蔵・冷凍庫280セットがユニセフを通じて調達されます。今回の支援を通じ、医療従事者が新型コロナワクチンをタイ国内遠隔地のワクチン接種会場へ届けることを可能することができます。
梨田大使は同式典において、“ラスト・ワン・マイル支援”として、今回の協力によりタイの遠隔地のコミュニティーの人々が等しくワクチンにアクセスできるよう支援できることを期待する、今回の支援に加え、これまで約205万回分のワクチンの贈与、868台の酸素濃縮器の供与、国立衛生研究所の感染症実験・研究施設の改修支援、新型コロナの検査体制強化や治療薬開発に必要な施設・機材の整備などの協力も行っている、今後も日本の「戦略的パートナー」であり友人であるタイ国民、政府が新型コロナから強く再建する取組を継続して支援していくと述べました。