プレスリリース

令和4年3月25日

日本政府、ACMECS開発基金に対し1.5億円を拠出

この度、日本政府は、ACMECS(エーヤワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略)開発基金に対し、ACMECS開発パートナーとして初めて、1.5億円を拠出しました。

 

今回の支援により、新型コロナ感染症の影響下にあるメコン地域のビジネスコミュニティ及び中小企業支援のためのプロジェクトをACMECS加盟国であるメコン各国において実施します。タイではターゲット産業(農業、自動車、プラスチック・バイオプラスチック、電子機器)の域内中小企業間の連携を促進するためのプロジェクトが実施されます。

 

今回の日本政府によるACMECSへの支援によって、メコン地域の経済活動において大きな比重を占める中小企業を下支えし、新型コロナによって大きな打撃を受けている地域経済の回復に寄与することが期待されます。

 

今回の支援は東京戦略2018における日メコン協力の3本柱の1つである生きた連結性の実現に資するものです。

 

(参考1)ACMECS概要

2003年にタイのイニシアティブにより、域内格差を是正するため立ち上げられたメコン地域諸国独自の協力枠組み。カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム(※2004年から)の5か国がメンバー。2~3年に一度首脳会議を開催し、協力方針をアップデートしてきている。日本は2019年からACMECS開発パートナーである。

 

(参考2)東京戦略2018  

2018年の第10回日メコン首脳会議にて採択された「東京戦略2018」は、(1)生きた連結性、(2)人を中心とした社会、(3)グリーンメコンの実現の3本柱を掲げており、「生きた連結性」の実現のため、ハード連結性、ソフト連結性、産業連結性のそれぞれにおいて課題の特定と今後の対応を確認し、同戦略に沿った支援を実施している。