プレスリリース
「シーサケット県バーンカユーン(カユーンシンスックサー)学校における校舎建設計画」引渡し式典の実施

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「シーサケット県バーンカユーン(カユーンシンスックサー)学校における校舎建設計画」にかかる総額2,815,000バーツの支援をしました。
- 案件概要
- 参考 : 令和3年3月23日署名式
令和4年8月10日、バーンカユーン(カユーンシンスックサー)学校において本案件の引渡し式典が執り行われ、シーサケット県のワッタナー・プッティチャート知事、バーンカユーン(カユーンシンスックサー)学校のセーリー・ウサーハ校長、そして、在タイ日本国大使館から大場雄一次席公使ほか、関係者が出席しました。
バーンカユーン(カユーンシンスックサー)学校は、タイ東北部シーサケット県ウトゥムポーンピサイ郡に所在し、幼児教育3学年、小学6学年及び中学3学年の計12学年に教育を提供しています。
同校が所有する2階建て校舎計3棟のうち、築40年の木造校舎は、2階部分の老朽化と損傷が進み、床が抜け落ちる危険にさらされていました。また、雨季には雨漏りにより授業を中断せざるを得ないこともある上、窓枠のフレームも風化し外れ、シロアリ被害により柱の一部が腐食した状態にありました。同校は幾度も修理を繰り返してきましたが、建物の中心部の老朽化が激しいため修理は応急処置に留まり、危険な状態を解消できずにいました。更に、生徒や教師の机、椅子、教材棚などの教室備品も老朽化して破損し、生徒に安全・安心な教育環境が提供できていない状況にありました。
このような状況を受け、日本政府は、敷地内に新たに2階建て校舎を建設し、必要な教室備品を整備することにより、在籍する生徒が安全で適切な環境下で教育を受けることが可能とするため、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を行いました。今回の支援によりバーンカユーン(カユーンシンスックサー)学校の教育の質の向上が期待されます。
今年は、日タイ修好135周年の年です。今回のような草の根レベルの支援を通じて、タイと日本の友好・協力関係がより強固なものとなることを期待します。
お問い合わせ先
在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当
- Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
- Fax:02-207-8517