プレスリリース

令和5年1月27日

日本政府、「チョンブリー県サンスク市における高齢者健康増進のための機材整備計画」を支援

2303

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「チョンブリー県サンスク市における高齢者健康増進のための機材整備計画」にかかる総額905,000バーツの支援をしました。

   

令和5年1月27日、サンスク市行政機構において、本案件の引渡し式典が執り行われ、チョンブリー県サンスク市行政機構のナロンチャイ・クンプルーム市長、在タイ日本国大使館から栗田実参事官、その他関係者が多数出席しました。

 

本計画の支援対象地であるチョンブリー県サンスク市は、高齢者人口の割合が約15%と高く、社会環境の変化から、近年日中ひとりで在宅しなければならない高齢者や高齢者世帯が増加しており、これらに対するサービスの拡充が重要となっています。

サンスク市行政機構では各地域で高齢者支援活動を実施していますが、固定の実施場所と移動手段がないため、多くの高齢者が活動に参加できず、十分に支援が行き届かない状態でした。
この現状を改善するため、高齢者が日中集まり、健康活動やリハビリテーションなどを行う場所を提供するシニアデベロップメントセンターを2020年に開設しました。

同センターは、JICA草の根技術協力を受け、高齢者支援におけるネットワーク構築や人材育成に取り組んでおり、日本政府はリハビリ・運動器具を整備することで、同地の高齢者の健康状態を維持・向上し、高齢者の社会参加促進に繋がると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を行いました。
また、同センターは、タイ国トヨタ自動車株式会社より同センター利用者専用の送迎車両1台とドライバーの運転教育研修の無償支援を受け、移動手段も改善されました。
今回の官民連携による多面的な支援により、同地の高齢者の生活の質の向上に対する相乗効果が期待されます。

 

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517