プレスリリース

令和5年9月13日

「ターク県メーソート郡における脆弱なコミュニティーの子どものための教育センター建設計画」 の引渡式典を実施

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日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「ターク県メーソート郡における脆弱なコミュニティーの子どものための教育センター建設計画」にかかる総額3,345,700.00バーツの支援を行いました。

   

令和5年9月13日、ターク県メーソート郡Children’s Development Center(CDC)教育センターにおいて本件の引渡式典が執り行われ、パティニー・スアンプラセート・スワ二ミット財団長およびシンシア・マウン・メータオ・クリニック創立者、そして、在タイ日本国大使館から田坂拓郎公使他、関係者が出席しました。

 

国境付近のこの地域は様々な理由により、多くのミャンマー人移民労働者が生活しており、その子どもの多くは国籍による差別などの理由により、十分な教育を受ける事ができていません。移民のための総合診療所であるメータオ・クリニックは、この問題を解決するために、1995年に教育センターを開校し、2010年に設立されたスワニミット財団と今日までミャンマーの子どもを対象とした教育をしてきました。今回、ミャンマーの子どもたちの将来の活躍の機会を拡大するため、タイ語教育を導入することとしましたが、これまでの教育センターだけでは教育環境が整っておらず、タイ語教育におけるタイ教育省の支援を受ける条件を満たしていませんでした。

 

このような現状を受け、日本政府の支援により教育センターを新規建設することで、安全かつ適切な環境のもと、質の高い教育を可能にし、さらにはタイ語教育の支援も実現されるため、将来子どもたちが様々な場所で活躍する機会が拡大すると判断し、支援を行いました。

 

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517