プレスリリース

令和6年1月26日

日本政府、 「バンコク都における脆弱なコミュニティーのための冷蔵トラック整備計画」の引渡式典を実施

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日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりバンコク都における脆弱なコミュニティーのための冷蔵トラック整備計画」にかかる総額1,652,900バーツの支援を行いました。

   

令和6年1月26日、バンコク・ポームプラーブ区において本件の引渡式典が執り行われ、スカラーズ・オブ・サステナンス財団オペレーションディレクター、マルコ・マルト・レイソン氏、在タイ日本国大使館から鈴木昭喜二等書記官他、関係者が出席しました。

 

バンコクはタイ国内の商業の中心地であり、世界的な観光地でもあるため、多くの人が生活しており、食品ロスが1日に約4,500トン発生しています。一方、バンコクには、日々の食事に事欠く貧困層が居住している脆弱なコミュニティーが約2,000カ所あります。

 

スカラーズ・オブ・サステナンス財団(SOS)は食料消費バランスの問題を緩和するために、バンコク近隣にて品質には問題はないが、消費期限は近いなどの理由で破棄される食料を企業や生産者等から受け取り、拠点に近い脆弱なコミュニティーに配布する「フードバンク活動」を行っています。今回、現在活動に利用している4台のうち2台の老朽化に加え、食料寄付を希望する団体の増加により、新たな冷蔵車両が必要になり草の根・人間の安全保障無償資金協力に申請しました。

 

これらの状況を受け、日本政府は、冷蔵トラック2台の整備が対象地域の住民の食品ロス及び食料不足問題の解決に寄与するとともに、ゴミの削減にともなう生活環境の向上つながると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を行いました。

 

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517