プレスリリース

令和6年9月16日

日本政府、「ターク県移民教育センターにおける送迎バス整備計画」の引渡式典を実施

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日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「ターク県移民教育センターにおける送迎バス整備計画」かかる総額3,182,000バーツの支援を行いました。

   

令和6年9月13日、ターク県メーソート郡サー・トゥー・レー教育センターにおいて本件の引渡式典が執り行われ、シンハブット・カノングリット移民教育コーディネーションセンター長、パリチャットキリ・タップ・サー・トゥー・レー財団長、ラッタナチャイルディー・ポーリ・サー・トゥー・レー教育センター長、そして、在タイ日本国大使館から大鷹正人大使他、関係者が出席しました。

 

メーソート郡はタイ西部ターク県に位置し、ミャンマーと国境を接しています。同地域は2021年2月のミャンマーにおける軍事クーデター以降、避難民の数が増加しており、約8万人の少数民族が避難していると言われています。移民教育センター(MLC)は移民の子どもたちに教育を提供しており、なかでもサー・トゥー・レー教育センターは大規模校で教育のレベルが高い施設であるため、遠くから通う学生も多くいます。そのため、同センターは所有するピックアップトラックで送迎を行っていますが、乗車定員が限られているため、遠距離通学の子どもたちは30分以上も歩いて通学しています。
特に国境付近では人身売買のリスクが高い状況であり、安全な通学手段の確保が課題となっていました。

 

これらの状況を受け、日本政府は生徒送迎バス2台を整備することで、同センターで学ぶ子ども達の通学の安全性と便利性の向上を図り、もって子ども達の生活環境・教育環境の改善に寄与すると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を行いました。

 

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517