プレスリリース

令和8年6月23日

日本政府、「ラノーン県パークナーム区移動診療車及び太陽光パネル整備計画」 引渡式典を実施

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日本政府は、草の根無償資金協力により「ラノーン県パークナーム区移動診療車及び太陽光パネル整備計画」にかかる総額2,295,900バーツの支援をしました。

令和8年6月19日、ラノーン県のパーククロン健康増進病院において引渡式典が執り行われ、ラノーン県保健局長ノラテープ氏、パーククロン健康増進病院長のサンチャイ・デーンピタック氏、及び在タイ日本国大使館から西岡達史次席他関係者が出席しました。

   

ラノーン県パークナーム区はミャンマーとの海上国境のあるアンダマン海に面し、ミャンマー出身の移民労働者や季節労働者、無国籍の海洋民族などが多い地域です。その多くは県の最低賃金に満たない収入で水産業に従事しており、保険を受けられない人や、言語や滞在資格の不安から通院を避ける人が多く、適切な医療サービスを受けられていません。

同地区にあるパーククロン健康増進病院では、管轄総人口約7,800人うち8割が非タイ国籍の脆弱者層で、通訳と共に訪問診療を行うなど、原則無償で医療サービスを提供しています。しかし、車両がないため、職員は私用のバイクで約10kgの医療器具を持ち運ぶ他なく、雨季は悪天候で訪問診療に向かえないこともあります。さらに、同病院は近隣4島の健康増進病院用の医薬品入手や医療廃棄物を回収・廃棄する役割も担っていますが、政府機関から車両を借りて対応しており、ニーズに見合った円滑な運搬ができない状況でした。

この他、同区では停電も頻発するため、停電時は要冷蔵医薬品をクーラーボックスに移して対処していますが、職員が対応困難な時間帯に停電が発生すると貴重な医薬品の損失につながります。病院は、患者の多くが社会経済的脆弱者層で診療費を満額徴収できないことなどから財政難にあり、車両整備や停電対策のための予算が確保できずにいました。

これらの状況を受け、日本政府は移動診療車1台、及び蓄電池付き太陽光パネルの整備が、安定的な医療サービスの提供に寄与すると判断し、草の根無償資金協力を行いました。これにより、脆弱者をはじめとするパーククロン健康増進病院の管轄人口約7,800人、及び4島の健康増進病院の総管轄人口約3,700人の医療アクセス改善に寄与することができます。

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

 

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お問い合わせ先

在タイ日本国大使館 経済部 草の根・人間の安全保障無償資金協力担当

  • Tel:02-207-8500 / 02-696-3000 (代表)
  • Fax:02-207-8517