津波被害復興支援 「津波被害子ども支援プラン」

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日本政府は、UNICEFを通じて被災地の子どもたちの精神的ショック回復に役立つスポーツ用品、本、おもちゃ等を贈りました。

本、おもちゃ

津波は子どもの心理状態に大きな影響を与えました。特に大切な人を失い、普通の生活が困難になった子どもたちへの心理的影響は相当のものです。レクリエーションや遊びはこのような心理的問題の治療等に役立ちます。

バレーボールで遊ぶ子ども達 サッカーで遊ぶ子ども達

拠出額

UNICEFにすでに拠出されたていた7,000万ドルのうちの200万ドル

受益者

津波の被害を受けた20郡の早期教育施設の子ども(総勢141,050人)

用途

子どもの精神的ショック回復のためのスポーツ用品、本、おもちゃ等購入

勉強風景
  配付物 配付場所 受益者数
1 教育玩具 237セット
室内スポーツ用品 237セット
子ども開発センター
214カ所
11,500
2 本 242,000冊
スポーツ用品 479セット
初等教育施設 470校 88,000
3 スポーツ用品 10セット 避難所 10カ所 1,000

ナムケム村のジャリーの話

ナムケム村のある小学校では、津波により51人の生徒が亡くなり、47人の生徒が孤児になりました。ジャリーもそのような子どもの一人です。

ジャリーは津波で母親を亡くし、今は二人の兄弟と父親の4人で暮らしています。ジャリーたちの住むナムケム村は漁業の村で、今回の津波の被害で1,500人の人が亡くなりました。その中には500人の子どもも含まれています。

家や漁船など、物理的な津波の被害は修復が進んでいますが、心理的な被害はいつまでも被災者の心に残っています。

ジャリーの小学校にはユニセフから支援を受けたカウンセラーがこれまでに3回やって来て、子どもの心理に良い影響を与えるよう考えられたカウンセリング、ゲームやスポーツ等の活動をしました。

このような活動がはじまる前は、保護者を亡くし自殺を考えていた子どももいましたが、カウンセリング活動の実施後は自らの命を絶つなどということを言う子どもはいなくなったそうです。

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