領事関連情報

平成29年1月16日

当館緊急連絡メール登録配信・緊急事態対処要領について

当館緊急連絡メール登録配信について

今次タイにおける政変につきましては、在留邦人の皆様方からの貴重なご意見をいただき、当日本大使館としても正確な情報をより迅速に在留邦人の皆様に提供できるよう今後とも努力していきたいと考えております。

今次政変におきましては、各種情報が遮断され情報入手が大変困難な状況となりました。当館では、政変当夜、館員を市内に派遣するとともに、情報収集に努め少しでも迅速かつ正確な情報を在留邦人の皆様に提供しようと努力した次第です。

これまで当館では、在留邦人の皆様にお伝えしたい情報がある場合には、各種団体(日本人会、日本人学校、企業、他各種グループや団体など)に向けた緊急連絡網や当館ウェブサイトで情報発信をしてきております。また、今回の政変では、当館ウェブサイトで登録ができるメールマガジンにご登録いただいた皆様にも緊急メールとしてお知らせ致しました。勿論、外務省の海外邦人安全ホームページによる危険・安全情報、NHK国際放送などによる情報発信があることもご存じの方も多いことと思います。

在留邦人の方から「『在留届』にメールアドレスを書いて提出したのに情報が届かない」とのご指摘がありました。大使館に提出いただいている在留届にメールアドレスを書いていただいたとしても自動的に当方からのメールにより在留邦人の皆様に情報を配信することにはなりません。これは、メールを受け取ることを希望されるか否かに応じて配信の有無が決まるためです。つきましては、当館からの情報配信をご希望される方はお手数ですが下記をお読み頂いた上、情報配信のご登録をお願いします。

 

1. 緊急連絡網に登録する団体を募集します。

(1) 当館では、各種団体や企業向けに緊急連絡メールを発信しています。この緊急メール配信をご希望される団体につきましては、緊急連絡担当者を指定していただき、夜間休日を含めた連絡先(メール及び携帯電話)を当館まで登録していただければ当館よりメールを発信します。なお、この緊急連絡網に登録された団体につきましては、大規模事故等で安否確認が必要になった際にはご協力をお願いすることがあります。

 

●連絡先:02-207-8502, 0-2696-3002(日本大使館領事部・邦人援護班)

 

(2) 既に緊急連絡網に登録されている団体におかれては、上記1.(1)にならい緊急連絡担当者の夜間及び休日のメールアドレスや携帯電話番号をお知らせ下さい。

 

●連絡先:同上

2. 当館ウェブサイトでメールマガジンに登録することができます!

上記緊急連絡網以外の個人の皆様につきましては、当館ウェブサイトにて、メールマガジンの登録  をお願いします。ご登録いただくと、毎月1日に領事や治安関連の各種情報を掲載した月刊メールマガジンのメール配信を受け取ることができます。また、今次クーデターのような場合や各種事件が発生して在留邦人の皆様にお知らせする情報がある場合にはこのメールマガジンの緊急メールサービスで情報発信していきます。

 

3. 在留届の提出お願い及び緊急連絡先などの変更通知のお願い

今次政変においては、暴動が発生することもなく平穏に推移していきました。従って、現在までのところ、当館では在留邦人の皆様を対象とした電話などによる安否確認を行うことはありませんでしたが、今後、安否確認を必要とするような大規模事件等の事態にそなえ、在留届をご提出されていない方は、速やかに在留届をご提出いただきますようお願い致します。また、引っ越しなどにより連絡先や住所が変更されている方や既にタイ国から転出されている方で日本大使館に連絡されていない方は、日本国大使館まで連絡をお願いします。

 

4. 当館の「安全のしおり」平成26年度版PDF の「緊急事態対処要領」は以下のとおりですので参考にしてください。

 

◎緊急事態対処要領

外務省では世界各地の治安情勢等に応じて「海外危険情報」を発出してまいりましたが、平成14年4月からは制度を改正し、「渡航情報として情報提供しています。渡航情報は、「危険情報」、「スポット情報」、「安全対策基礎データ」の3種類の情報から成り立っています。

(1) 「危険情報」について

「危険情報」は従来の「海外危険情報(危険度1から危険度5)」に相当するものです。治安情勢に応じて
ア ) 「十分注意して下さい」
渡航・滞在に当たって特別な注意が必要であり、危険を避けるようにすすめるもの。
イ ) 「渡航の是非を検討して下さい」
渡航の是非を含めた検討を真剣に行い、渡航する場合には十分な安全措置を講ずることをすすめるもの。
ウ ) 「渡航の延期をおすすめします」
どのような目的の渡航であれ、延期するようすすめるもの。また、在留邦人に対しては退避の可能性の検討や準備を促すもの。
エ ) 「退避を勧告します」
現地に滞在する全ての邦人に対して、安全な国(地域)への退避を勧告するもの。
の4段階の文章表記のカテゴリーを示して、きめ細かく注意喚起いたします。

 

(2) 「スポット情報」について

「スポット情報」は、従来の海外安全センター情報と同様のもので、ごく限られた期間、場所、事項について、邦人へ注意を呼び掛ける必要がある場合に発出します。テロに関する注意喚起情報から、日常生活のトラブルに関することまで幅広くタイムリーに注意喚起いたします。

 

(3) 「安全対策基礎データ」について

「安全対策基礎データ」は、従来の国・地域別安全情報で、犯罪傾向、防犯対策、出入国・査証手続き、保健・衛生等の基礎的情報を提供いたします。

 

(4) 平素の心構え

タイにおいても緊急事態がいつ発生するかもしれません。平素の心構えとして、次の措置をお取り下さい。

 

ア) 旅券等の保管

旅券の有効期間が6ヶ月以上残っていることを確認しておくと共に、いつでも持ち出せるように自分で管理してください。

 

イ) 在留届の提出

大使館領事部在留届を提出してください。また、住所変更、転職、出生等による家族の異動事項が生じた場合は在留届の「記載事項変更届」、帰国、他国への転出の際には同「抹消届」を行ってください。また、日本人会へも加入し、情報源を多くしておきましょう。緊急の際には、日本大使館から連絡することもあります。

 

ウ) 食料及び現金の用意

少なくとも10日間位生活が出来る程度の飲料水及び食料、現金(タイバーツ、米ドル、日本円)を常時用意しておきましょう。出国の際には空港使用料として500バーツが必要となります。

 

エ) 行動に便利な服装、着替え、履き物等の用意

緊急退避時には、リュックサック1個程度の荷物を作ってください。

 

オ) テレビ・ラジオ

状況によっては、外務省からNHKテレビ国際放送(NHKワールド、NHKワールド・プレミアム)やNHK短波ラジオ国際放送(ラジオジャパン)を通じて海外危険情報や在留日本人に対する具体的な助言について情報提供を行いますが、停電等万一の場合に備え、ラジオを準備し、日頃からラジオジャパンの聴取に慣れておきましょう。

 

カ) 車の整備

車は常に整備し、燃料は常時十分に入れておきましょう。車を持っていない人は、車をもっている人に必要な場合同乗できるよう依頼しておきましょう。

 

キ) 保険への加入

海外旅行傷害保険へは必ず加入しておきましょう。

 

(5) 緊急事態が発生し、又は発生するおそれがある場合の対応

ア) 緊急事態は突然発生するものではなく、事前の兆候等があります。状況の悪化に伴って外務省からレベルアップされた危険情報が発出されますが、それを参考にして、帰国可能な家族の帰国等の退避準備を進めてください。

イ) 大使館は日本人会等と緊密な連携を保ちつつ、日本人会連絡網等により随時情報の提供及び必要な措置について連絡を行いますので、平静を保ち、流言飛語に惑わされたり、群集心理に巻き込まれたりすることなく、正確な情報に基づいて冷静に行動してください。
また、テレビ・ラジオ・ニュース等からも正確な情報収集につとめて下さい。日本人相互間で緊密に連絡を取り合うことも必要ですが、情報交換をされる際には必ず情報源(大使館、日本人会、警察、ニュース等)を確認し、正確な情報を共有してください。

 

(6) 退避又は出国

ア) 騒乱等が発生した際は、自宅(旅行者の場合はホテル)か職場に行き、事態が鎮まるまで待機することが安全です。また、生命、身体に危害が及んでいる、又は及ぶ恐れがある場合には、管轄警察署に通報し、救援を求める等適切な措置をとると共に、迅速且つ詳細にその状況を大使館に通報してください。屋外で銃声がするようなときには、窓に近寄らず、また、断水に備えて浴槽に水を溜めておいてください。

 

イ) 「渡航の延期をおすすめします」が発出された場合には、早期に定期便で退避、出国を検討し、必要に応じて待避してください。また、「待避を勧告します」が発出された場合には速やかに安全な国・地域へ待避してください。早期に待避することが最も安全です。定期便が利用できない場合、状況により政府がチャーター機、自衛隊機等の派遣を行います。その際には、NHKラジオ、テレビ、当館や日本外務省ウェブサイト、電子メール、電話などでお知らせしますので万一の場合に備えて日頃からラジオなどを備え付けておくことをお勧めします。

 

ウ) 退避に際し、または退避後速やかに退避手段(便名等)及び出国先を大使館又は「外務省海外邦人安全課」に連絡してください。「退避を勧告します」が発出されても、退避手段や空港への移動の際の安全ができない等のやむを得ない事情により退避できない方は、大使館と緊密な連絡を確保すると共に、状況が許し次第速やかに退避してください。

 

エ) 退避する際には、パスポートは必ず身につけてください。服装は肌の露出が少なく、動きやすく、履き物は運動靴等丈夫なものにしてください。荷物はリュックサック等で携行し、両手を開けておくようにしましょう。

 

(7) タイ国事情、危険情報の入手方法

治安の悪化や災害、騒乱、その他の緊急事態が発生したり、または発生の可能性が高まっていると判断される場合には、大使館から連絡網により逐次連絡しますが、次の方法からも情報を入手出来ますので、ご利用下さい。(電話番号は変更される場合があります。悪しからずご了承下さい)

 

●在タイ日本国大使館

  • 領事部邦人援護担当:0-2207-8502 / 0-2696-3002
  • 日本大使館(代表):0-2207-8500, 0-2696-3000
 

外務省海外安全ホームページ

●外務省海外邦人安全課

  • TEL: (03) 3580-3311(外務省代表) / (03) 5501-8160(直通)
  • FAX: (03) 5501-8156
 

●領事サービスセンター(海外安全担当)

  • TEL(03) 5501-8162(直通)