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在タイ日本国大使館

Embassy of Japan in Thailand

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タイ滞在豆知識

バンコク案内

平成29年9月改訂

 
  1. 気候、言語、服装、携行品、電圧、時差
  2. スワンナプーム国際空港到着時の注意事項
  3. スワンナプーム国際空港出発時の注意事項
  4. 通貨と為替レート
  5. 交通事情
  6. 市内交通機関
  7. 治安
  8. 保健衛生、医療
  9. 郵便、電話事情
  10. タイでの特殊事情と習慣
  11. 邦人関係概要
  12. 大使館、官庁、銀行の執務時間と休日
 

1. 気候、言語、服装、携行品、電圧、時差

 

(1) 気候、風土、言語

イ. タイの気候は熱帯モンスーン気候であり、雨期と乾期に大別できるが、バンコクにおける年間平均気温は29℃、平均湿度73%(2014年)と高温多湿で年中蒸し暑く、一年中、日本の7、8月頃の気候と考えて良い。4~5月が最も暑く、日中戸外では気温が40℃近い日もある。夜も蒸し暑いため寝苦しく、一日中冷房を必要とする日が多い。6~10月の雨期には毎日1~2時間、雨が降る。市内では各所で道路が冠水し、著しい交通渋滞を引き起こす。11~5月が乾期であるが、11月中旬からの約2カ月間は最も気候の良い時期で、夜間及び朝方はタオルケットか毛布を必要とする程涼しく感じる。なお、他の在外公館所在地と比較すると、バンコクは世界有数の高温多湿で不快指数が非常に高い在勤地である。

 

【バンコクの月別気候】

 
月別 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
気温 最高 34.7 35.2 36.3 38.4 39.1 37.5 36.8 37 36.2 35.5 36.3 36
最低 16.6 22.6 25 25.2 24 24.4 24.4 24.3 24.7 23.9 23.6 20.4
平均温度 25.7 27.8 29.6 31.3 31.5 30 29.5 28.8 28.9 28.4 29.2 27.5
平均湿度 60 74 74 71 70 76 76 80 79 80 73 65
降雨日数 0 2 2 2 12 18 17 24 20 21 7 3
 

年間最高気温:39.1℃    年間平均湿度:73%    年間降雨日数:128日

年間平均気温:29℃     年間総雨量:1,131.1mm(気象局2014年データより)

 

ロ. タイ国民の大多数がタイ族である。宗教は仏教(上座部仏教)が9割を占めているが南部を中心にイスラム教徒が、又都市部と山間部にキリスト教徒がいる。全国に約3.5万の寺院、僧侶は約29万人と言われている。言語はタイ語で5種類の声調があり、42の子音文字と30の母音文字から構成されている。ホテル、銀行、大手企業等で働く、一部のタイ人には英語が通じるが、一般商店、タクシー、使用人等には一般的にタイ語しか通じない。

 

(2) 服装

タイへの旅行は夏の服装で良い。男性は夏背広上下服、女性は夏物のスーツ、ワンピ-スで良い。ホテル・レストラン等冷房の効いた室内用に、長袖の上着を用意しておくと良い。外出用としては、開襟シャツ又はサファリ・スーツを用意しておくと便利。

 

(3) 携行品

日射しの強い日中の外出用として、サングラス、帽子、日傘等を用意しておくと良い。水泳・ゴルフ等のために、日焼け止めクリームも用意しておいた方が良い。

常備薬として、下痢止、風邪薬などの薬は持っていた方が良いが、大量に所持していて税関検査等で問題とならないように、必要最小限に留めること。特に、粉薬は麻薬と誤解されかねないので、なるべく持たないようにすること。

 

(4) 電圧

220V、50ヘルツ。電源コンセントは、平型、丸型を併用。

 

(5) 時差及び飛行時間

日本との時差は2時間ある。

バンコクと近隣アジア諸国の主要都市との時差及び飛行時間は以下の通り。

 
都市名 時差 飛行時間 都市名 時差 飛行時間
東京 +2:00 5:50 ビエンチャン 0:00 1:10
大阪 +2:00 5:10 ホーチミン 0:00 1:30
ソウル +2:00 5:05 ハノイ 0:00 1:50
北京 +1:00 4:30 プノンペン 0:00 1:15
台北 +1:00 3:30 ヤンゴン -0:30 1:15
マニラ +1:00 3:10 ダッカ -1:00 2:30
香港 +1:00 2:45 カトマンズ -1:15 3:30
クアラルンプール +1:00 2:05 コルカタ -1:30 2:35
シンガポール +1:00 2:20 ムンバイ -1:30 4:00
ジャカルタ 0:00 3:20 コロンボ -1:30 3:20
ブルネイ +1:00 2:50 デリー -1:30 4:20
 

2. スワンナプーム国際空港到着時の注意事項

(1) 入国管理手続

イ. 査証免除入国

 
  1. 一般旅券の場合
          タイの国際空港に空路で入国した場合には査証なしで30日の滞在許可が付与される。また2013年8月より、タイ国境を越え陸路で入国した場合でも30日の滞在許可が付与されることとなった為、陸路で(例えばラオスやカンボジア等)近隣諸国とタイとの間を行き来する場合にも入国の都度30日の許可が付与される。但し、2014年6月より、査証なしでのタイ出入国が多数見受けられた場合は査証を取得してからタイへ入国するよう注意され、入国を拒否されることもある、と、運用方針が変更された。
          さらに、2014年8月より、入国管理局にて申請すれば、最大30日まで滞在延長が付与される。
     
  2. 外交旅券の場合
          2005年7月1日より、事前の査証取得は不要となった。入国の際にタイ入国管理局より、90日の滞在許可を受 ける。入国当初に許可された90日を超えて当地での業務を継続する必要がある場合は、当地を離任するまで(until the completion of assignment)有効な滞在許可に更新する。
     
  3. 公用旅券の場合
          2005年7月1日より、事前の査証取得は不要となった。入国の際にタイ入国管理局より、90日の滞在許可を受ける。入国当初に許可された90日を超えて当地での業務を継続する必要がある場合は、滞在延長の申請を行うことにより、最長3年間の延長が認められる(滞在目的等により延長可能な期間が異なる)。
 

ロ. 観光査証

 

観光査証を取得していれば入国時に60日間の滞在が許可される。滞在期間の延長は許可制となっており、バンコク都内のIMMIGRATION BUREAUで延長手続を行う必要があり、許可される場合の延長期間は最大30日以内となっている。

 

ハ. トランジット査証

 

入国時に30日間の滞在が許可される。滞在期間の延長は上記観光査証と同様に許可制であるが、延長期間は事案毎に決定される。

 

ニ. ノン・イミグラント査証(ビジネスビザ、留学ビザ、年金ビザ、報道ビザ等)

 

入国時に90日間の滞在が認められる。滞在期間の延長は、許可制となっている。

 

(2) 通関手続

税関カウンターは、荷物ピックアップ後に通過する出口B又はCの手前に位置する。

 

イ. 外交旅券所持者は、税関カウンターの外交旅券専用レーンで旅券を提示し、携行荷物の個数を申告する。

 

ロ. 公用旅券及び一般旅券所持者は、原則として荷物の内容検査(X-ray)を受ける。税関申告する必要がある場合、もしくはどちらか判断できない場合は、赤色の「Goods to declare」のカウンターへ進む。税関申告する必要がない場合は、緑色の「Nothing to declare」のカウンターに進む。ダンボ-ル箱入りの荷物は、内容検査が行われた場合、再梱包に手間取るので、なるべく避けた方が無難である。

 

ハ. 酒類1L、タバコ200本又はタバコ製品250gまでは無税で持ち込める。

 

ニ. 麻薬、ポルノ(印刷物及び関連物品)、保護野生動物及び関連製品はタイへの輸出入を禁止されている。

 

ホ. 火器、弾薬、爆発物、仏像、古器、骨董品及び美術品、無線、通信機器、植物及び植物原料、動物及び剥製、薬品及び化学薬品はタイへの輸出入を制限されており、それぞれ関連する政府機関より許可を得る必要がある。

 

ヘ. タイへの外国通貨の持ち込みに関して、20,000USドル相当外貨の持ち込みには申告が必要である。(http://www.customs.go.th参照)

 

(3) 市内への交通機関

市内までの距離は約40km、所要時間は車で約30分~1時間であるが、交通渋滞時には1時間以上を要することも頻繁にあるため、高速道路を使用することをお勧めする。市内への交通機関としては、空港リムジンの他、タクシー、エアポートレイルリンク(空港と市内を結ぶ高架鉄道)、路線バス(空港とシャトルバスで結ばれたバスターミナルからバンコク市内等へ向かうバス)等があるが、言葉の問題を避けるためには、エアポートレイルリンクか、多少割高ではあるが空港リムジンを利用するのが無難である。

 

イ.エアポートレイルリンクの駅は空港地下階に直結している。

 
  • 市内までを各駅停車で結ぶSA CITY LINEがある。SA CITY LINEは、パヤータイ駅までの全8駅に停車する(所要22分・運行間隔12~15分毎)。
  • 料金は 片道15~45バーツ。
  • BTS(市内を走る高架鉄道)に乗り換えたい場合は、パヤータイ駅にて乗り換え可能。
 

ロ.空港リムジンは、専用カウンターで乗車券を購入して乗車する。

 
  • AOTリムジン(空港リムジン) 問い合わせ・予約電話:02-134-2323~5
  • カウンターは、荷物ベルト18付近に1か所と、出口A、B、C通過後にそれぞれ1カ所ずつある。
  • 車種と距離によって値段が変わる。
  • 料金は高速代・税込み。例:空港→大使館 カムリ使用 1,200B。マイクロ(10人乗り)1,300B。
 

ハ.一般のタクシーは、空港1階から乗る。メーター制で、市内まで通常であれば約250バーツで行くことが可能であるが、空港使用料としてメーター料金にプラス50バーツが、高速利用の場合はさらに高速料金25~75バーツ(行き先により異なる)が加算される。

 

ニ.無料シャトルバス(スワンナプーム空港⇔ドンムアン空港)が約1時間おきに出ている。

 

(4) その他

イ. リコンファームが必要な便に乗り換え予定で、夜間到着・翌朝出発等のため出発便のリコンファームが事実上不可能な場合には、出発フロアの航空会社カウンターで行うことが望ましい。

 

ロ. 両替は空港内に銀行が入っており、レートは市内の銀行よりも多少悪い。両替の際、カウンターの上に現金を放置すると、置引きに遭うことがあるので常に注意が必要である。

 

ハ. 預入荷物の不足・紛失が発生した場合は、直ちに到着フロア内の「LOST & FOUND」(2階荷物ベルト6番付近)カウンターにタグを持っていき、手続きをとること。

 

ニ. 空港内で荷物を預ける場合は、到着フロアの通関横及び出発階の出国審査手前の「荷物一時預かり所」を利用するとよい。料金は1個につき100バーツ / 24時間

 

3. スワンナプーム国際空港出発時の注意事項

(1) ホテルからの出発時間

市内のホテルから空港までの移動には約30分~1時間を要する。各航空会社のチェックインカウンターは出発の2~3時間前よりオープンしているので(利用する航空会社により異なる。TGは24時間オープンしているため、出発の4時間前よりチェックイン可能)、ホテル出発時間は交通渋滞を見込み、フライト時刻の約3時間前に出発することが望ましい。またチェックインカウンターは搭乗時間の40分前にはクローズするので、渋滞する降雨日、祝祭日及び金曜日等には、十分に時間の余裕を持って空港に到着する等の注意をする。

 

エアポートレイルリンクを利用する場合も、便の本数が少ない(15分程度に1本)ため、待ち時間を考慮して余裕を持って出発する必要がある。

 

(2) 空港使用税

2007年2月1日より、国際線の空港使用税は700バーツに値上げされ、航空券発券時に運賃と同時に徴収されるため、空港での支払いは不要となった。ただし、航空券の種類によっては、チェックイン時にカウンターで空港使用税を徴収される場合があるため、事前に税が運賃に含まれているか確認しておくこと。(支払いはバーツ現金のみ)
  (含まれている場合、チケットにTSと記載してある。)
 国内線は100バーツを運賃と共に徴収される。

 

国内線は100バーツを運賃と共に徴収される。

 

(3) 機内への液体持込み制限

2007年6月1日(金)よりタイ発全便(国内線含む)を対象に液体類などの機内持込手荷物が制限されることになった(同制限はトランジットの乗客も対象)。詳細以下の通り。

 

イ. あらゆる液体物(ジェル及びエアゾールを含む)は、100ミリリットル以下の容器に入れる。100ミリリットルを超える容器に100ミリリットル以下の液体物が入っている場合でも機内に持ち込む事は不可能。

 

ロ. 容器は容量1リットル(縦横の辺の合計が40cm)以下のジッパー付透明プラスチック製袋に入れる。なお、ジッパーは必ず閉めてから持ち込むこと。

 

ハ. 一人1袋のみ持込み可能。手荷物検査所にて検査員に掲示する。

 

ニ. 手荷物検査の際、プラスチック製袋はその他の手荷物、上着・ラップトップコンピューター等の電子機器とは別に検査員に掲示する。例外として機内で必要な液体医薬品・ベビーミルク・ベビーフードは持込み可能(医薬品は、処方箋や医師の診断書の提示が求められる場合があり、ベビーミルクは幼児同伴で搭乗の場合のみ持込み可能)。

 

ホ. 免税店や機内で購入した液体等は機内に持込み可能だが、それらの商品は不正開封防止の透明プラスチック製袋に入れた上、購入日と出発日が同日である証明(レシート)が必要となる。

 

ヘ.航空会社によっては、預け荷物に予備バッテリーを入れることを禁止している場合がある。
(例:タイ航空の場合、預け荷物に予備バッテリーを入れることは禁止。機内持込は320,000mAh(ミリアンペアアワー)以下、最大2個までは可能)

 

(4) 通関手続

税関カウンターは、4階チェックインカウンターGの奥に位置する。

 

イ. 麻薬、ポルノ(印刷物及び関連物品)、保護野生動物及び関連製品はタイへの輸出入を禁止されている。

 

ロ. 火器、弾薬、爆発物、仏像、古器、骨董品及び美術品、無線、通信機器、植物及び植物原料、動物及び剥製、薬品及び化学薬品はタイへの輸出入を制限されており、それぞれ関連する政府機関より許可を得る必要がある。

 

ハ. タイからの外国通貨の持ち出しに関して、20,000USドル相当外貨の持ち出しには申告が必要である。
    (http://www.customs.go.th参照)タイ国通貨 (バ-ツ)の持出しについては1人1回につき50,000バ-ツ以上、タイ近隣諸国(ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム、マレーシア)への持出しに関しては、500,000バーツ以上から事前にタイ銀行に申告、その後空港でも申告が必要である。

 

4. 通貨と為替レート

  1. 通貨単位  バ-ツ(Baht)とサタン(Satang)の2種類。1バーツは100サタン。
  2. 流通通貨 紙幣 20、50、100、500、1000 バーツ
        硬貨 25サタン(1/4 バーツ)、50サタン(1/2 バーツ)、1、2、5、10バーツ
        公衆電話はテレホンカード式及び硬貨式で、硬貨式は1、5、10バーツ硬貨を使用できる。ホテル及びレストラン等での電話料金は1回5バーツ程度。テレホンカードの購入はコンビニエンスストアー等で可能。
  3. 為替レート 変動相場制。2015年1月現在米貨及び円貨からバーツへの交換率は以下の通り。
     
    1ドル 33.20バーツ
    100円 26.22バーツ

        1バーツ = 約3.6円
     
  4. 外貨交換 銀行、政府公認の両替店、空港両替カウンターにて交換可能。
 

5. 交通事情

バンコクは近年、BTS(スカイトレイン)や地下鉄が開通したが、依然として朝夕のみならず昼間もひどい交通渋滞が起きている。約束の時間に間に合うには十分な時間的余裕を持って出発する必要がある。特に集中豪雨の時は道路も冠水することがあり、連鎖的にどの道路もより一層渋滞が激しくなり、身動きが出来ないことがある。車は日本と同じ左側通行。標識はタイ語が主だが、路線標識はローマ字が併記されている。ラッシュ時は主要道路に警官が立ち、交通整理をしているのでその指示に従う。赤信号でも左折可能の交差点があり、警官がいる時は指示に従い、いない時は周りの状況を見て判断する。また、時間帯により一方通行や右折禁止になるところがあるので注意を要する。

 

6. 市内交通機関

(1) BTS(通称:スカイトレイン Bangkok Mass Transit System)Tel: 02-617-6000

1999年12月に開通した高架式の鉄道。路線はNational Stadium~Bang Waを結ぶシーロム線、Bearing~Mo Chitを結ぶスクムヴィット線がある。双方の線へはサヤーム・スクエア前のSiam駅で乗り換え可能。料金は15~52バーツの距離制。営業時間はスクムヴィット線5:15~24:00、シーロム線は5:30~24:00。時間帯により約2分50秒~8分間隔で運転されている。尚、大人や学生がRabbit Cardを利用して乗車すると1バーツ割引となる。

 

(2) MRT(通称:スカイトレイン 地下鉄 Mass Rapid Transit)Tel: 02-624-6000

2004年7月3日開業。地下鉄ブルーラインはタイ国初の地下鉄路線で、ファランポーン駅~バーンスー駅を30分で結ぶ全長20キロ、全18駅の路線。始発は6時に、最終は24時に始発駅を出発する。通勤時間帯は5分以内の間隔で運行、通常時間は10分以内の間隔で運行される。BTSスカイトレイン同様、独シーメンス社製の車両、料金は大人16~42バーツ。プリペイド券利用であれば学生のみ割引があり、14~38バーツになる。一駅毎に運賃が2~3バーツずつ上がっていく。

 

(3) タクシー

現在はメーター・タクシーが主流である。しかし、英語はあまり通じず、道を知らない運転手も多いので、乗車前に行き先を告げ、英語での意思疎通の可否及び乗車の可否を確認した方が良い。また、メーターがついているにも関わらず、交渉によって高く料金を要求された場合は、別のタクシーを探した方が安全である。なお、女性一人で利用する場合、夜間のタクシー利用は避けた方が無難である。

 

(4) 路線バス

行き先は番号で表示されているが、路線案内が完全に整備されていないので、バス路線地図で何番バスがどこの道路を通るか調べて乗る必要がある。運転が荒い運転手が多く、特に乗降の際には思わぬけがをしかねないので、充分な注意を要する。料金はノンエアコンの普通バスは定額である。赤色の普通バスは6.5バーツ(23時以降夜間割増+1.5バーツ)、赤色以外のノンエアコン普通バス(含むミニバス)8バーツ、冷房車は距離制で初乗り青色が10バーツから、オレンジが11バーツから、黄色が12バーツからとなっている(小銭を用意しておくこと)。

 

(5) その他

トゥクトゥク、シーロー(四輪小型タクシー)、バイク・タクシー及び運河を走る水上タクシーもあるが、安全性の面で勧められない。

 

7. 治安

(1) 治安事情

イ. 一般治安

 

タイでは、銃器や薬物を容易に入手できることから、犯罪発生率も日本と比べて非常に高い(特に殺人や強盗等の凶悪事件は日本の数倍)。タイ警察が発表した2013年度犯罪統計によれば、殺人事件(未遂を含む)は年間7,308件、強盗事件は年間1,175件、さらに、強姦事件は年間3,276件発生している。

 

また、タイには日本人の旅行客や定住者が多く、海外慣れしていない日本人につけ込んだ犯罪も多い。日本人の被害例としては、睡眠薬強盗(睡眠薬入りの飲み物を飲まされて眠らされ、金銭を奪われる)やいかさま賭博(勝ちがない賭博を続けさせられて、身ぐるみをはがされる)、道尋ねスリ(複数の人間に道を尋ねられ、注意を逸らした隙に財布等を盗まれる)等が挙げられる(詳細は下記(2)を参照)。

 

ロ. 反政府活動

 

タクシン元首相が失脚した2006年9月の政変以降、タイ政治は、タクシン派と反タクシン派による政権争いで混乱が続いており、経済や治安に悪影響を及ぼしている。特に反タクシン派市民グループ「PAD」(市民民主化同盟)による2008年12月スワンナプーム空港等占拠事件やタクシン派市民グループ「UDD」(反独裁民主戦線)による2009年4月ASEAN会議場襲撃事件、2010年3月から5月にかけて発生したバンコク都内等不法占拠・破壊事件は、国内だけでなく海外にも大きな波紋を呼んだ。いずれも軍・警察が出動して多数の犠牲者を出し、とりわけバンコク都内では、邦人記者1名が凶弾に倒れた。2014年5月のクーデター以降、バンコク都内も平静さを取り戻したが、根本的な問題(貧富の格差等)は未だ解決されておらず、予断を許さない状況にある。

 

ハ. タイ南部情勢

 

タイ・イスラム教徒の約6割が居住している南部地域(特にマレーシア国境に近い深南部4県、即ち、ナラティワート県、パッタニー県、ヤラー県及びソンクラー県)では、1960年ころからタイ王国からの分離独立運動が活発であり、これまで数多くの爆弾テロ事件や襲撃事件が発生して警察官や住民に多数の死傷者を出している。その背景には、宗教的、民族的、経済的要素等が複雑に絡み合っており、事態収拾の目処は未だ立っていない。

 

ニ. 抗議活動

 

長期間に亘る経済不況の影響を受け、日系企業による現地従業員の解雇や工場閉鎖が相次いでいる。それに伴い、現地労働者による労働運動も活発化しており、大使館への抗議活動も毎年数件ほど発生している。

 

ホ. 反グローバリズム活動等

 

タイ国内には、反グローバリズム活動や環境保護活動を行うNGOやNPO団体が複数存在し、活発な活動を続けている。2012年8月には、当地動物愛護団体のメンバー数十名が当館前で反捕鯨デモを行っている。

 

(2) 日本人の被害例

イ. スリ、置き引き及び引ったくり

 

市場(特にウィークエンドマーケットの「チャトチャック市場」)やデパート、ホテル、空港、乗合いバス等人が混雑する場所において、財布やパスポート、貴金属等を盗み取られたり、近くに置いていた鞄等が盗まれている。最近は、BTS(スカイ・トレイン)アソーク駅周辺での抱き付きスリの被害が多く、日本人が多く住むスクンビット通り周辺でのひったくり被害も多い。

 

ロ.いかさま賭博

 

見ず知らずのタイ人に「近いうちに家族が日本へ行くので、日本のことを教えて欲しい」等と親しげに声を掛けられ、幾つかの電車やバスを乗り継いで自宅に招き入れられて、半ば強引に賭博に勧誘される。その際、「上手な勝ち方を教える。金持ちのブルネイ人の客がいるが、一緒にお金を巻き上げよう」等と言葉巧みに現金を賭けさせられ、結果的に負け続けて一文無しになるケースが発生している。被害者の中には、犯人に返金を申し出て暴行される者もいる。特にBTS各駅やサイアム・スクエア周辺、各デパートや市場等で勧誘されることが多い。チェンマイ市内での被害報告もある。

 

ハ.睡眠薬強盗

 

観光地でタイ人に親しげに声を掛けられ、飲食を共にして気を許した頃に睡眠薬入りの飲み物の提供を受け、意識が薄れたところで金品を盗まれるケースが多発している(中には、トイレに行っている最中に飲み物に睡眠薬を混入されるケースや事前に缶ジュースに注射器で睡眠薬を注入しておくケースもある)。又、薬物を混入されて身体に被害を受ける事件も発生している。

 

ニ.宝石、洋服のキャッチセールス

 

トゥクトゥクタクシー(三輪タクシー)の運転手等に「格安で市内観光をしてあげる」等と声を掛けられ、寺院等を案内された際に「タイ政府主催の宝石フェアーで大幅値引きがある」や「日本の有名宝石店へ持って行けば2~3倍の値段で売れる」等と言葉巧みに勧誘され、結果的に安物の宝石類や洋服類を高額で買わされるケースが多発している。洋服の場合、安物の生地で仕立ても悪いものが多い。

 

ホ.道尋ねスリ

 

見ず知らずの女性タクシー客から「マレーシアから来た。道を教えて」等と声を掛けられてタクシーに乗車し、膝の上に地図を広げられて道案内をしている最中に、所持していたバッグや鞄から財布・旅券を抜き取られるケースが散発している。

 

8. 保健衛生、医療

ご参考:タイの医療情報 外部サイトへのリンク

 

(1) 一般的注意

タイ気象局によれば、バンコクの季節は2月中旬から5月中旬までが暑期、5月中旬から10月中旬までが雨期、10月中旬から2月中旬までが乾期となっているが、12月、1月の比較的涼しい時期を除けば、高温多湿な時期がほとんどである。ホテル、レストラン、BTSスカイトレインや地下鉄などでは冷房が強く、外との温度差がかなりあり体調を崩しやすいため、休養や睡眠を十分とり体調管理に気を付ける必要がある。

 

(2) 注意すべき病気など

イ.タイでは年間150万人余りが、「急性下痢症」や「食中毒」などの消化器感染症などに罹患すると報告されている。外食の際は衛生管理の行き届いた店を選ぶ、食料品の保存管理・飲料水に注意をすることなどが必要。

 

ロ.デング熱は蚊が媒介するウイルス性急性発熱疾患であるが、ワクチンなどによる予防法はなく、蚊に刺されないことが病気に罹らない唯一の有効な方法である。1年を通じてバンコクでも患者の発生があり、雨期には流行がみられる。

 

ハ.マラリア、日本脳炎も蚊が媒介する病気であるが、いずれもバンコクでは感染の危険性は極めて低いとされている。

 

ニ.鳥インフルエンザについては、2004年に17名(うち死亡12名)、05年に5名(うち死亡2名)、06年に3名(3名とも死亡)のヒト感染例が報告されている。07年以降ヒト感染例の報告はない。家畜の鳥インフルエンザは08年11月ウタイタニ県で発生以降、現在まで発生はないが、念のため、鳥を放し飼いにしている場所、生きた鳥を扱う市場などに不用意に近づかない、また死んだ野鳥や放し飼いの鳥に不用意に接触しないなどの注意が必要である。

 

(3) 飲料水

水道水は洗面や入浴には問題ないが、飲料用としては適さないとされている。飲料水としては、水道水を浄水器に通し、念のため煮沸した後用いるか、または飲料用として市販されているものを用いた方がよい。

 

また、レストランなどで、水を飲みたい場合はミネラルウォーターなどを注文した方がよい。

 

(4) 医療機関

バンコクでの医療水準は概して良好であると言える。ただし、公立病院には設備の整っているところもあるが、言葉の問題などもあり、受診はあまりお勧めできない。 

 

私立の総合病院には、日本語通訳や日本語を話す医師が勤務しているところもある。それらの病院のほとんどでは、海外傷害保険のキャッシュレスサービス、クレジットカードによる支払いなどが可能。初診時には、パスポート(コピー可)の提示を求められる。予約は必須ではないが、事前に電話連絡などを行っておくと、待ち時間などが短くて済む。

 

救急車が必要な場合は、その旨病院に伝えれば、その病院の救急車が迎えに来てくれる(有料)。

 

なお、日本人の利用の多い私立総合病院は以下の通り。

 
病院名 診療時間 休日 診療科目 所在地
バンコク病院 24時間体制
(日本語可)
なし 全科 2 Soi Soonvijai 7, New Petchaburi Rd.
Tel 02-310-3000(代表)
02-310-3257(ジャパンメディカルサービス 08:00~20:00)
089-814-3000(夜間緊急用・日本語対応可)
バムルンラード病院 24時間体制
(日本語可)
なし 全科 33 Soi 3, Sukhumvit Rd.
Tel 02-667-1000(代表)
02-667-1501(日本人顧客サービス課)
サミティベート病院 24時間体制
(日本語可)
なし 全科 133 Soi 49, Sukhumvit Rd.
Tel 02-711-8000(代表)
02-711-8122~4(日本人相談窓口)
プララーム9病院 24時間体制
(日本語可)
なし 全科 99 Soi Sang-jam, Rama 9 Rd.
Tel 02-202-9999 内線2293(日本語通訳部)
バンコク・ナーシング・ホーム (BNH) 病院 24時間体制
(日本語可)
なし 全科 9/1 Convent Rd. Silom
Tel 02-686-2700(代表)
02-686-2742(日本語通訳部)
 

9. 郵便、電話事情

(1) 郵便、小包

ホテルのカウンターで郵便、小包を発送出来るが、切手を買って自分で貼付することが望ましい。本邦とタイの間の郵便物は、通常1週間程度、小包は2週間前後かかることがある。速達、EMSはこれらより早く到着する。

 

国際宅急便も発達していて利用者は多い。EMS、国際宅急便は指定の場所に集荷に来てくれる。

 

【国際宅急便申し込み先及び金額一覧】

 

ア.郵便局

  重量、サイズ 料金(バーツ)
はがき 105×148mm 15
130×180mm 15
手紙 10gまで 14
20g 19
30g 24
40g 29
50g 34
小型包装物 20gまで 123
(2kg以下の物品や書類)   8gごとに8バーツ増加(最大2kgまで)
小包 1kgまで 780
以後、1kgごとに230バーツ加算(最大20kgまで)
 

イ.O.C.S

代表番号:02-797-8555

Fax:02-797-8525

~0.5kg 319 1,039.5
1.0kg 462 1,176
2.0kg 748 1,449
3.0kg 1,034 1,722
5.0kg 1,562 2,226
10.0kg 2,816 3,423

上記料金にはVAT7%、燃料チャージ等は含んでいません。また予告なしに変更されることがあります。

 

ウ.DHL

代表番号:02-345-5111

Fax:02-345-5549

~0.5kg 781 1,663
1.0kg 1,192 1,942
2.0kg 2,118 2,500
3.0kg - 2,935
5.0kg - 3,559
10.0kg - 5,499
 

エ.UPS

代表番号:02-712-3300

日本語サイト 外部サイトへのリンク から、料金を調べることが可能

 

(2) 電話

一般家庭では、ダイヤル式とプッシュ・ボタン式が併用されているが、殆どのホテルでは、ISD(国際加入者ダイヤル)可能なプッシュ・ボタン式が採用されており、国内主要都市及び国外との直接通話が可能となっている。

 

公衆電話は、一通話(3分)1バーツ。ホテルやレストランにあるコイン利用の電話は、公衆電話より割高で、一通話5バーツを要する場合が多い。

 

日本への電話料金は以下の通りであり、利用する電話会社(CAT、TOT)により異なる。    ※例:外務省代表

 
CAT(001*1) 18 利用時間帯により料金が異なる 001-81-3-3580-3311
CAT(009*2) 7.7 利用時間帯による料金の変動なし 009-81-3-3580-3311
TOT(008*3) 5 利用時間帯による料金の変動なし 009-81-3-3580-3311
 

(3) 緊急電話、サービス電話

バンコク首都圏警察局 191
バンコク都ホットライン 1555
消防 199
観光警察(ツ-リスト・ポリス) 1155
行方不明者照会所(子供のみ) 02-282-3892
交通警察高速道路管制センター 1543
国道警察(地方・バンコク近郊) 1193
交通管制センター(バンコク都) 1197
国際電話申込 100
電話番号案内 1133
電話故障通報 1177
水道サービス 1125
天気予報 1182
交通情報 1644、1137
児童福祉センター 02-255-5850~7、02-253-9116~7
スワンナプーム空港案内 02-132-1888
フアランポン中央駅 1690
パタヤ観光警察 038-429-371、038-414-669、038-425-937
チェンマイ観光警察 053-212-146~8
プーケット観光警察 076-223-892、076-354-360
ハジャイ観光警察 074-246-733、074-226-778
カンチャナブリ観光警察 034-512-795、034-512-668
日本国大使館 02-207-8500、02-696-3000
在チェンマイ日本国総領事館 052-012-500
公共タクシーサービス 1545、1661、1681
BTSホットライン 02-617-6000
MRT 02-624-5200
 

10. タイでの特殊事情と習慣

タイは宗教、社会、政体が我が国と近似しており、日本国内で求められる礼儀や倫理観に従うことで、通常の社会生活を送ることが可能であるが、以下の諸点については留意が必要。

 
  1. タイ王室は国民から広く尊敬を集めており、国王・王妃をはじめ王室の写真は至る所に掲げられている。映画館等では上映前に国王の写真を映し、国王賛歌が吹奏され、聴衆は全員起立する(外国人であれ必ず起立するのが当地でのマナー)。
     
  2. タイ国民は国旗を大切にし、床上に放置するようなことはしない。外国人といえどもタイの国旗に対し、十分な敬意を払う必要がある。また、午前8時、午後6時は公共の場で国歌が放送されるので、足をとめるのがルールとなっている。
     
  3. タイでは目上の人の前で足を組むようなことはせず、椅子に座っても、ふんぞりかえるような姿勢は好ましくないとされている。また、足は人体で不浄な部分とされているため、注意を要する。
     
  4. 仏教に対する信仰の念も深いので、お寺参りの際には身だしなみや写真撮影に気をつけること(王宮寺院等、ノースリーブシャツ、半ズボン、ゴム草履では、入場を認められない寺院もあるので注意が必要)。また、僧侶は教義上、絶対に女性に触れてはならないことになっているので、女性が路上で僧侶と行き会う場合は、自分の方が身を引いて僧侶に触れないようにし、乗り物に僧侶が乗っている場合には、その座席から距離をおくべき。また、女性は僧侶に直接ものを手渡してはならない。無遠慮にカメラを向けることも慎んだ方がよい。
     
  5. 当国ではギャンブルは違法行為に当たるので、私的なトランプ・麻雀遊びでも絶対に賭けるものは行うべきではない。
 

11. 邦人関係概要

(1) タイ国在留邦人(各年10月1日現在、在留届提出ベース)

(2) 報道機関

14社 37名(2017年9月現在)

NHK 共同通信 日本経済新聞 時事通信 毎日新聞 TBS / RKB 朝日新聞 読売新聞 日本テレビ フジTV テレビ朝日 西日本新聞 東京中日新聞 北海道新聞

 

(3) 泰国日本人会 (2014年12月現在) 外部サイトへのリンク

個人会員数:7,748名

賛助(企業)会員:580社

 

(4) 盤谷日本人商工会議所 外部サイトへのリンク

加盟企業数 1,602社(2015年1月現在)

 

(5) 日本人学校生徒数 外部サイトへのリンク (小学部、中学部の合計・各年4月現在)

2005年 2,154人
〃 06年 2,288人
〃 07年 2,401人
〃 08年 2,524人
〃 09年 2,512人(バンコク日本人学校)、 93人(シラチャ日本人学校(09年4月開校))
〃 10年 2,455人(バンコク日本人学校)、136人(シラチャ日本人学校)
〃 11年 2,571人(バンコク日本人学校)、190人(シラチャ日本人学校)
〃 12年 2,707人(バンコク日本人学校)、241人(シラチャ日本人学校)
〃 13年 2,913人(バンコク日本人学校)、298人(シラチャ日本人学校)
〃 14年 3,064人(バンコク日本人学校)、358人(シラチャ日本人学校)
 

12. 大使館、官庁、銀行の執務時間と休日

執務時間等(月~金曜日)

  午前 昼休 午後
日本国大使館
(領事部窓口)
08:30 ~ 12:00
(08:30 ~ 12:00)
12:00 ~ 13:30
(12:00 ~ 13:30)
13:30 ~ 17:45
(13:30 ~ 16:00)
官庁 08:30 ~ 12:00 12:00 ~ 13:00 13:00 ~ 16:30
銀行
(アユタヤ銀行バンコクサトーン支店の場合)
08:30 ~ 15:30(昼休なし)
※銀行やその支店により異なる