領事関連情報
令和3年11月23日
日本人同士の婚姻手続概要
日本人とタイ人の婚姻手続概要
これからご結婚される皆様へ
人生の伴侶となる方と出会われた皆様、おめでとうございます。いわばタイと日本のかけ橋となる皆様は、言葉も文化もお互いの国の制度も違う中、生活を始めるわけですね。ですから、婚姻手続きを始め、子供の国籍の問題等、これからお二人で協力して乗り越えてなければならない問題も多いかもしれません。
その最初の問題が婚姻手続きでしょう。同国籍の人同志の婚姻手続きなら、役場で届け出を提出するだけで済むかもしれません。
しかし、皆様の場合は、
- お二人の国の役場に届けなければなりませんし、
- 届出をする役場では、相手の外国人が婚姻できる資格があるかどうかが把握できませんから、最初に婚姻手続きをする国では、当事者からその資料を提出させる
もちろん、どのような手続きが必要かの詳細は、お二人で協力して婚姻届を提出される役所等に確認することが大切です。
ただ、全くゼロから調べるのは大変ですし、大使館では説明書を提供することで、皆様の婚姻手続きをお手伝いしたいと思いますので、これらの婚姻手続き概要の説明書が手続きの一助となれば幸甚です。
お二人で最初に決めること
~日本で先に婚姻手続きをしますか。それともタイで先にしますか。~
このように、皆様は両国で婚姻手続きを終えなければなりませんが、どちらの国で先に手続きをされるかをまず決定しなければなりません。
役場により、また、個人により違いがありますのでどちらが良いとは一概には言えません。ただ、一般的にいえば、
- 仕事等で来タイ(来日)する時間が取れないお二人の手間を省くとの観点からは、書類のやりとりだけで手続きができる、先に日本で手続きをする方法(ただし、日本側の要件書類が揃わず、受理されない場合もあります)。
- 時間と手間はかかるが、確実に婚姻手続きを終わらせようとの観点からは、先にタイで手続きをしたほうが良い(ただし、日本人がタイ側の要件書類を持って、来タイする必要があります)。
との違いがあります。
どちらを先にされるかは、A.はじめに日本で婚姻届出、あとからタイに届出をする場合、と、B.はじめにタイで婚姻届出、あとから日本に届出をする場合をご覧いただき、更に、役場、タイ外務省にもお二人が協力して、問い合わせるなど情報を集められた上で、お二人でよく話し合って決めてください。